角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

2010-01-01から1年間の記事一覧

前回の長沼の件。

「マオイの丘公園」という名称の長沼町の道の駅にはオンシーズンに農産物直売所のテント張りの市がたつ。期間中の週末は大層なにぎわいを見せ、広い駐車場が満杯になる。 R274を通るが、274の付近は雨が多いと聞く。確かに、この付近でよく雨に合う。土砂降…

長沼(ながぬま)

青切りの酸 農道の橋 雷鳴以後 人の声弱くのろく 犬、七廻る。 犬の廻りには愉快があって愉快めがけて雨が降る。 男の脚にはさまれて雨宿る犬、無彩を見上げ、見上げたまま眠り、橋の夢を見る。 抱き込んだ乳児の髪の毛から一つ伝い落ち、睫毛の上に伝い落ち…

相聞

青ちゃんのことを、電話口での話し方が随分横柄な人だと思っていたら、実際に会うとちょっととぼけたところのある、ぶっきらぼうなだけの人だった。ずっと営業職だったのが、内勤部門に異動になって隣の部屋に移ったときは、畑違いの業務で所在無げな感じだ…

単語登録について。

2chの某スレッドを見ていたら、コメントの最後に「()笑」と書いてあって、次のレスが「おちつけ」だった。 (笑)は登録しておくといいんじゃないかな。短縮登録にはならないけれど「ばーか」とか登録しとくと、いちいち溜飲が下がることだってあるかもし…

乗り換え美人

タイトルは、どんまいで。 さて、自分は更新性格なので、出張レポートを各回ごとに書かなきゃいけないような気がしているから一応、備忘として。 こないだまで肌身離さず抱えて読んでた花村萬月の本の中で、北海道から九州まで野宿旅をした経験から、ビギナ…

設計の砂

人から聞いた話だけれど、入院してるどこかのGさんを見舞いにいったら、帰り際に、Gさんが怒鳴ったんだって。「帰るんなら、来るな」って。 昨日、チラ読みした記事では、不幸は、喜劇の題材なんだそうだ。なんだそうか。それで私はその話に泣き笑いしそう…

青空文庫のあれ、

「あのときの王子くん」というのは、「星の王子さま」の新訳。この本は中学生の時に読んだ。バラの花のくだりを自分にしてはよく覚えているのは、今思うと、名訳のリズムのせいだったのかと思う。どのシーンだったか、きつねか蛇の場面だったと思うけれど「…

うどん青山

私は遅刻をしない女だ。 今回は座系の所用があり、スーツにパンプスのビジネススタイルであった。飛行機に乗り遅れた。どうしても出席したかった案件であるため、90分後の便を購入した。 90分の優雅な暇ができたので、バイト1号君に「乗り遅れた。はははは…

ありえないくらいさびしい。

今はじまったことではないので、そんな子ども染みたことを書くまでもないんだけど。 ある制作会社の持ちビルの1室を知人が事務所として借りていて、そこが広いので、同室させてもらっている。経緯はさておき。 毎朝、清掃が入るので、何一つ面倒なこともな…

温泉話2つ

▼ニセコ黄金温泉 ひとりでニセコに行けたら、こんなところで「私女だけど」を出すのも気が引けるけど、多分女性の運転者としては一人前だと勝手に思う。道内の難所と言われる石北峠や毛無峠なんかを越える気はさらさらない。スキルアップは勿論、気持のトレ…

「綱 よごすまじく首拭く 寒の水」

執行当日の朝に書いてよこしたものだという。係官は、これを読んで手の震えが止まらず、執行の瞬間に立ち会った全員が夢中で「南無阿弥陀仏」を唱和して いたとも。 キーワードで知ったばかりの「夜露死苦現代詩」を、そっこーでジュンク堂に買いに行き、蕎…

山々な話。

湯船から立ちあがると、胸の谷間にトンボがとまったので、そのまんま海からの風に吹かれた。 谷間から、ちりちり這って そこは三合目。 トンボの無数の目の中は、何か白くて柔らかいモノだらけだ。 胸にトンボを甘えさせ、私は遠く海をみる。 大胸筋の外にあ…

モテる県。

千葉に行くのはまだ先の話だが、先日googleマップを見ていて、驚いた。私が千葉だと思っていた場所は神奈川で、ほんとうの千葉のあたりを埼玉だと思っていた。そうすると当然横浜は大阪らへんだ。どんな思い方をしようと、歩いて行くわけではないので、何ら…

仕事にあきると自分語りをはじめる件。

自分は冷淡なので、たいていのことに無関心だったり意に介さないことが多いけれど、それだから助かっている ことだってある。うまくしたもんだと思う。母が処方されているお薬一覧表みたいのを見た。なんとかという漢方薬がある。あと3種類が出されていた。…

「パパ」

8月は、仕事で使う以外は一度も乗らなかったので、今日は久々、数回目のウトナイ湖へ。 初心者マークを前と後ろに2枚ずつ貼って、前の1枚はいつの間にかなくなってしまったが、後ろの2枚は、並列させずに嫌な感じで段違いに貼っていたので、もう誰が見て…

あっちには行かない。

梨とリンゴを買おうとしたら財布に800円しか入ってなかったので、梨とりんごと茄子を買って帰ってきた。財布にお金が入ってないこととか、バッグに財布が入ってないことはよくあるんだけど、この前、東京駅で現金を持っていないことに気がついた。交通費はパ…

補足する、って打ったら、細くすると変換された。

先日のキーワードは、最初恐竜展を書くつもりが、博物館のことになり、大学自体に触れ、まちにも言い及ぶという散漫さ加減だ。そのうちの何かを補足する意味合いはないが、書きたくて書き損ねていた話があったので。 佐藤春夫が昭和の初めの頃に、慶應義塾大…

さて。私のターン

さても夏の日。満を持して入ったラブホで、グラッパか何かで酔ってどうにも駄目な私に「泊まれるか」と彼は聞き、「泊まれない」と私は答え、それきりそんな成り行きにはならなかった。ずいぶん年下の人だった。 こどものときから母の過干渉を受けて育った。…

小さくて静かなひとつの病気。

患者曰く 「自分が鶏であると思えてならない」医者がたずねて曰く 「それはいつからか」患者答えて曰く 「自分がたまごだったときから」 という話があったが。 目が盃のようだ 目覚めとともに満ち 寝返りをうって起き上がる 乾盃

頭から靴が離れない。

私は靴が好きだ。というより、気に入った靴があって、いつからか分からないけど気が付いたら、その靴のそばが好きだった。 何かいろいろ脱ぎ捨てたりして靴と一体になれないものかと考えた。靴の紐の先端が私の敏感に触れたりすることを考えただけで気持ちが…

とうきょうコンデンス

「とうきょう」をつけるのにも飽きちゃったし、早く書かないと鮮度が落ちるので急ぎ。 東京については、様々な人が、さまざまを言う。 私が驚いたのは道幅だった。 札幌の道路がずいぶん広いのは、積雪地域の方策だ。札幌の街並みが整然としているのは開拓使…

とうきょう浮遊伝

ピクルス800グラムは、漬け込み液と合わせると1キロは越えたと思うから、炎天下を持ち歩くのは相当重い。 東京一日目に駆け込んだビッグサイトのイベントはアグリフードEXPOであった。商談の場でもあるので、会場は試飲・試食の嵐。私はバイイングする立場…

出張レポート

出張スタート2時間くらい前に偶然を目にして気付いたことだが、・仕事的に見ておきたい催事が開催されていること。・会期がその日の16:00までだということ。のため、急きょ行動予定を変更。オルセー美術館展には翌日、つまり今日でかけた。絵葉書を2枚買っ…

あなたのことだ。

バイクでコンビニにやってきて、お弁当か何かとともに去って行く人は、あれはハンドルに袋をぶらさげているのか、手首にかけてハンドルを握っているのか、そばに寄ったことがないからわからないけれど、そんなふうにコンビニの袋を手首にかけた宙づり状態の…

とうきょう富裕伝

夕刻、ミッドタウンの、ひとけのない上の方にどんどん行く。涼しくて、入場をとがめられず、かといって混雑してなさそうなところを探す。 しばらく体を冷やしてから、街内のレストランの高い敷居を跨ぐ。戻ってから会う人ごとに自慢しようと、「独りディナー…

とうきょうコンテンツ

いい加減にスケジュールをつくんなきゃいけないのでいろいろ調べたが、知りたいことが探せなかった。 わたしはっ、と声を張り上げることでもないけれど、東京を知らない。羽田がどこにあるのか、東京駅にはどうすればいけるのか分からない。なので、どの交通…

たぶんだぶん。

自分の駄文がやや少し駄文であるか、かなり駄文であるかなんて、困るにも値しないことだし、仕事よりも書く方が好きなので、時間を割くことはできるけれど、どうにも、つまらない文章だ。 私は正しい作法で美しい内容を書きたいんじゃないので、もすこしこう…

ここなら人がこない、

といって先生は、私をビルの屋上の隅っこに連れて行き、そこで私たちは思う存分、後進駐車の練習をした。 車を独りで運転できるようになってから丸一年が経過したので何か書いてみる。 納車以来、しばらくは知人に同乗を頼んでいたものの、彼の教え方と、私…

アルテピアッツァ美唄 

8時前にスタートし、ガソリンを満タンにした。R12を北進し2時間くらいでアルテピアッツァ美唄に到着。民家の脇からなんとなく森の公園がはじまったと思っていたら、正面ではない方からアプローチしたようだ。 意外なところに小道があって、渓谷を見下ろす…

第何回だったか春の院展 

私はおつかいが嫌いなので、あちこち用を足しながら4時間くらいも、まちの中を徘徊したら、ぐったりした。 引っ越しの時はお目にかかれなかった元ビルの社長にも菓子祈りとともに出向き、挨拶をしてきた。 挨拶は大事だと思うし、大事にしている。したくな…