青切りの酸
農道の橋
雷鳴以後
人の声弱くのろく
犬、七廻る。
犬の廻りには愉快があって愉快めがけて雨が降る。
男の脚にはさまれて雨宿る犬、無彩を見上げ、見上げたまま眠り、橋の夢を見る。
抱き込んだ乳児の髪の毛から一つ伝い落ち、睫毛の上に伝い落ち、唇で舐めとる天空の滴。
時に傾く私のソフトクリーム。時に依ってしなだれていく私のソフトクリーム。
雷雨以後
農道の端
夕暮れの誤算
虹かかる
長沼の市
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文節を区切って一行置きにすると、詩のように見えるフシギ(笑)
あと、7までしか使えなかった語彙不足。