角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

ありえないくらいさびしい。

 

今はじまったことではないので、そんな子ども染みたことを書くまでもないんだけど。

ある制作会社の持ちビルの1室を知人が事務所として借りていて、そこが広いので、同室させてもらっている。経緯はさておき。

毎朝、清掃が入るので、何一つ面倒なこともなく、気ままに仕事をしていた。
がしかし、その会社がどうも、不振になっているらしく、まずは清掃のパートさんを切るところから着手した。

5年以内に引っ越す予定だと知人に聞かされてはいたが、どうも5年も持ちそうにない。
ふた月くらい前から、雲行きが怪しいとは聞いていたが、ここから先は案外早く、崩れていくのではないかと予測している。
傾き出すと加速度がつくのを、そんな例をずいぶん見聞きしているので知っている。

景気は全く回復の気配なく、2008年より9年、9年より10年、来年はもっと厳しくなるのではないかと言う。

同室者はその会社に対して発注側であるし、私はといえば、何一つ取引関係がないので、Xデーまで淡々と居続けるだけなのだが、思わぬことに巻き込まれてしまう。

清掃パートさんの欠けた分を自分たちで補うため、ついては、わたくしどもも掃除当番に組み入れたい旨の申し入れがあった。

掃除当番方式について、大変不可思議な提案をなされたので、果てしなくさびしくなった。覆したけれども。
私は、総務が馬鹿な会社はつぶれると思う。ので、この会社はもしかしたら年内につぶれるのではないかと思う。

掃除をすることがいやなんじゃなくて(本当はいやだけど)、馬鹿げた提案に、激しくぐったりして、さびしくなった。
私は、何が嫌いといって、「とうばん」という言葉くらい嫌いな言葉はないのだ。
今でもたまに昔々美人OLだった頃の「当番」の夢を見るくらいに嫌いだ。

繰り返すが「掃除」がいやなんじゃなくて、「当番」が嫌いなのだ。そんなんだったら私が清掃パートになって毎日掃除してもいい、と思うくらい「当番」が嫌いだ。どこがそんなに嫌なのかは、もちろん説明できない。いやなものはいやなんだ。「当番思想」みたいなのが。
当番のあった学生時代から幾星霜(ダジャレたわけでなく)経て、いまさら悪夢のような言葉を聞くとは思わなかった。

も、眠れないくらい嫌だ。

私はPTAも嫌いだ。役員持ち回りなんか、どんな愚劣な思考回路の持ち主が言いだしたんだろうと思う。
諸悪の根源だと私は考えている。だが私は、論理的説明というものをほとんどできない。
PTAの会合には出席したことがないので知らないけど。はははは。

しかし「当番」に関して代替案を私は考え付かないので、泣く泣く従うしかない。
共有部分は当番表に組み入れられることになり、専有部分は自分たちで粛々と執り行うことになったので
明日は(もう今日になっちゃったけど)掃除機を担いで出社するつもり。

ペンギンのお散歩みたいに、掃除機を引っ張って行けたら少しは楽しいかもしれない。


ではもういちど。言いたかったことを書きます。

総務の馬鹿な会社はつぶれる。 馬鹿と言って悪けりゃ、大人げないってところでしょうか。