角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

小鳥大声。

 

毎年のこの時期に、数回はイカルの声を聞く。
身体が透明になるようなさえずりだ。
 
 
2月に仕込んだ味噌は、秋まで寝かせることにした。
梅は、1キロでシロップをつくり、2キロを梅干し用にした。美しい琥珀色のシロップができた。使った梅をそのまま捨てるのが勿体なくてジャムにしたけれど、だしをひいた後の鰹節のごとく、旨味がなくなっているから、それほどすてきに美味しくはないものだと実感した。
梅干しの方は梅酢が上がったのを確認し、今月の土用のあたりの晴天を待っている。
 
そういう自分の時間がとても好きだ。趣味はこれこれしかじかであると言えるものがなくても全然OKだ。他人から無趣味な女と言われても構わない。
 
おかげさまで、私は悩んだりしない。懊悩とか苦悩とか、なぁんにもない。考えたり、悲しんだりすることと悩み事は別だと思う。そのうえ私は、自分が寂しがるのは反則だと考えている。寂しがって良い道理なんかないのだ。
 
今日みたいに暑い日は、地下鉄構内が涼しいのでどこかにでかけるのが吉。本日は歯医者から1000円カットの店を回ると肌寒いくらいに冷えた。ユニクロでキッズ用150サイズのTシャツを2枚買った。ちょうど良くて笑う。
 
私は地味でもこぎれいなおばあさんになりたい。姿勢良くありたい。
 
初夏のころに拙宅の管理組合の総会があって、その前に印刷物が配布されて出欠を問われるけれど、出席はしないものの議決権を行使する。で、理事長とか役員の選出案が知る限り、つまり入居以来なので10年近くになるけれど、同じメンバーなので、5年以上は反対に丸をつけている。部屋を2箇所所有していたときは議決権は2つあった。
その他にも収支関連で腑に落ちないところは否認している。
その結果、いちいち反対を申し立てるのはわたくしだけだということが分かった。だからと言って住居いじめがあるわけでもないので、どうでもいいし。
 
役員については、同じメンバーであり続けるのは機能不全や腐敗につながると思うからだ。年配者ばかりなのでこの人たちが時を同じくして一斉にいなくなることだってありうる。
また、せいぜい5、6人程度の役員がなぜ近隣ホテルで経費を使って総会をする必要があるのか分からないので、これも否認した。15人くらいは集える程度の小部屋が存在するのに、いちいち経費をかけるのはおかしい。
出席者が結局役員だけになってしまうのは場所の問題もあるのではないか、とも考えた。マンションの玄関脇の集会室の方が余程人を集めやすい。
 
とか、こうるさく書くものの、私は気が弱い(笑)。ははははは。意思表示は求められれば必ずするけれど、正面切って話をすることができにくい、結構なさけない女だ。このなさけなさと私は戦ってきたのだった。ほぼ全敗。
かといって文章にしても理路整然と書くことができなくてもどかしいので、私は多分一勝もできない。
 
ぼんやり思ったんだけど、私は、偏屈なのかな。ひとりで考えてひとりで判断しているだけなんだけど。
 
 
あした、イカルが鳴かないかな、すがすがしい一日になる。