風に凶器のような寂しさを募らせる。
と、どや顔で書いたりする。
細菌とウイルスの顕著な違いのひとつは細胞膜の有無だ。ウイルスは細胞膜を持たない。非生物の括りに入ることもあるそうだ。ごく一部を除き抗生物質は奏功しないから、免疫力を高めることがヨロシとのことだが、今季も私は風をひかなかった。もう何年もひいていないに違いない。インフルエンザに罹患したこともない。
ところが私はいわゆるモーニングアタック持ちだ。寒暖差なのか気圧なのか自律神経のせいなのかは知らないけれど、毎日ではなく、ほぼ毎日のように、つまり毎日とほぼ毎日は厳然と違うと私は言っているのだが、ほぼ毎日の朝、起き抜けとともに、くしゃみ・鼻水が大変なことになり、時間経過とともに症状は消える。面白いのは、家の中だけということだ。だから早朝にラジオ体操にでかけようと、始発の電車でパートに行こうと、出先では一向に支障がないのが不思議だ。ハウスダストでもダニでもないと思う。
でも、つらいことはつらいうえに、こんなにくしゃみが出るんなら結婚できないなと思うバカさ加減が自分のことながら気の毒だ。私はいくらでも、と言うのはただ単に機会的可能性のことで特定お付き合いが頻々にあったという意味ではないけれど、再婚できたはずだ。まあ、そんな気持ちにならなかったのだし、今後もならないので別に無問題だし、そんなことを論って誰かを恨んだりするようなことはない。
凶器持ち、漫然ときのうきょう。
うん、2つ目のどや顔。
私は疲れると寂しくなる。昨日のパートの帰りはなんだか今までになく気持ちが落ちて、でも食欲はあるので、明日はチキンドリアにしようと考えながら帰宅したので、今日の夕食はチキンドリアだった。
余計なことをしないふつーのチキンライスにふつーのホワイトソースをかけてチーズをのせて、軽い焦げ色がつくまで焼いた。美味しうございました。
明日の朝は、くしゃみ日だろうかと思う。私は随分昔の日記に、くしゃみが大嫌いなので、くしゃみをする人から逃げた話を書いた。そのせいかもしれない。
