角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

まるわかり。

 

なぜ、バターを冷蔵庫に入れるのか、という文章に打たれた。そういえばなぜだ。
と思ったので常温放置とした。室温で溶けて分離するような暑さであれば無理だけれど、そうでないならこの試みは実に捗る。バターナイフを使わずとも菜箸で好きな分量をとり分けられる。腐敗したりカビたりする前に消費してしまうので私にとっては無問題だ。
 
こんな楽しいライフハックに遭遇し、返す刀でついうっかり社会不適合者の特徴を書いたブログを読んでしまった。
特徴は7つある。1大人数が苦手2飲み会が苦手3盛り上がる人が苦手4休みは基本ひとりでいる5飲み会や行事の参加の意味が分からない6先輩や上司を尊敬できない7誰かに指図されるのが嫌い
 
6番目は八割方、他は100%あてはまるので誰がどう考えても私は押しも押されもしない社会不適合者なんだろう。社会には不適合だけれど働くのは好きだ。人の役に立ちたいとはいつも考えている。おまけに不適合のくせに私は実のところ、自分が主役でないとダメだと思っている。だから参謀の役回りはできない。その上、それでは主役でどうぞという場面では、不適合がしゃしゃりでてきて、荷が勝ちすぎるとしり込みする。複雑屈折だ。かつ開放的だ。
これまで自宅で昼間、レースのカーテンをする習慣が私にはなかった。たまたまというか、幸い、人目が気になるような部屋の立地ではなかったため、カーテンは開け放ち、あたたかい季節なら網戸すら使わずにベランダは24時間開けたままだった。勿論夜にはカーテンを閉める。
けれど今の住居は通りを隔ててお向かいにもマンションがあったりオフィスの窓があるから、日中のレースが必須となり、うっとうしいことこの上もない。でもご飯は美味しい。毎日美味しい。
 
あ、ふいに思い出したけど、よそのお宅で今日はおでんよ、というので夕ご飯をご馳走になった人の話。鍋のふたを取ったら、卵しか入ってなかったんだって。一面の菜の花じゃなくて、一面の卵。卵だらけ。
つくづく世の中は広い、と思った次第。
 
で、レースのカーテンの陰でずうっと考えていたんだけど、私が大切にしているものを、なぜ大切にしてくれないのかと。聞いた話だけど、ちいさいこどもが、かあさんの「か」だと教えられて「か」の字を覚えたそうな。そしたら紙に、こっちも一面の「か」の字。「か」を書き連ねて、母親にわたしたそうだ。
私が今さら書く不適切で不適合な「か」の字は、それでも大切なものなのだ。私は文字ではなくて文字の間にある気持ちを書きたくて書けない。書けないのだ私は。
 
そんなことを考えてたら今朝方夢を見た。少し甘い夢だった。私が大切にしてきたものを、なぜあなたは。