角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

円満嘘つき退職。

 

「狐に『つつまれる』」可愛いaaを見たことがあるけど、本日は真面目なコメントの中に「腹ただしい」とあって、そこで目が止まってしまった。シタツヅミでもシタヅツミでも同じ舌鼓に変換されるのは何故なんだろう。私は混沌に包まれている。
 
さて。
 
当職場において入園者には白飯ベースとお粥ベースの人がいる。ご飯やお粥をセットするのは我々補助員の仕事だった。お粥の人の比率は約4%なので米は1回200グラム内外で足りる。
 
入って早々、私のセットしたお粥がかなり水っぽかったことがあったようだ。ようだ、というのは自分の当番時間以外は自分の結果を見ることができないからだ。で、原因を探るに、おそらく米の計量時に風袋引きボタンを押し忘れたのではないかと考えられた。
 
そこで、もう絶対にそんなことがないようにするために、従来はプラスチックの小鉢を用いて量っていたのをやめて、直接炊飯釜で量ることにした。こうすれば少なくとも風袋引きに関して間違うはずがない。なぜならプラスチックの小鉢は軽いけれど、釜はそれ自体で600グラムくらいはあったので、風袋引きをせずに200グラムを計量することは不可能だからだ。
 
そんなことやあんなことを自分なりに工夫してきたつもりなのだけれど、我流であるから良くない、と指摘された。
私がそうする理由は質されることはなく、私にも理由を言う気力はなかった。
 
それで私はリンゴの件をきっかけに、急きょ「腱鞘炎が超悪化」し、形式上は円満に退職したのだった。職場関係の全ての人に嘘をつき通すのは私なりの誠実さのつもりだ。巷間では、退職表明をしてから退職日までの期間に最悪の思いを経験する場合もあるらしかったので、もしも何かよほど酷いことが発生したなら私は直ちに「インフルエンザで発熱中」を発動することに決めていたけれど、それはなんとか適用せずに済んだ。多重セキュリティは重要なのだ。
 
ひまになって、息子の荷造りを手伝うつもりでいたのが、本人はいいと言うし、どうやらそれは過保護というものらしいので、手伝いはやめた。それでも気ばかりせわしいので、落ち着きを取り戻してからこれから先のことを考えようと思うけれど、先のことというのは考えてどうなるものでもないし、良くわかんないけど、どう考えたって去年よりも今年の方が楽しいに決まってる。