角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

氷点下佳日。

 

駅近くのホテルに6人が集結して、ランチ忘年会をとりおこなう。宴会はつつがなく終了し、役目を果たしたので、次は新年会かなあ。いや、面倒なんだけど。
料理は個人的に、なかなか残念だったので、帰宅後、夕飯に鯖を焼いた。この鯖はあまりにも美しく3枚におろされていたので、つい購入し、塩を振って一晩網籠にてベランダに放置したものだ。干すと旨味が凝縮し、大変美味でした。
 
そんなわけで、本日は意味もなく親子丼のレシピでも書こうかと思う。私の炙り親子丼のレシピ。
私は、他の人の書いた、食べ物にまつわる話や記事は何よりも熱心に読む。大昔、私が小学生の頃に婦人雑誌のコラムに載っていた森茉莉のコロッケの話があまりに美味しそうだったので今でもはっきりと覚えている。
 
で、鶏もも肉1枚で2人分。今回、名前のついた地鶏を購入した。皮と筋、余計な脂肪を丁寧にのぞいて一口大にきって、倍量くらいに水で希釈した割り下とともにジッパーのついた袋に入れる。下味目的で入れるので適切な分量を入れる。鶏肉が泳ぐくらいに入れる必要はない。
お湯が沸騰したら袋ごと入れてすぐに火を止め放置。冷めるころには柔らかく8,9分通りに火が通るので、汁気をきってフライパンで転がしながら好きなように焦げ目をつける。これで鶏肉は完全に中まで火が通ると想定。
 
私は専用のあの平たい鍋をもっているので、それに一人前分量として鶏肉の半量と割り下70ccを入れ、火にかける。葱も入れる。煮立ってきたら、2つ溶いた卵の2/3くらいを回して、鍋の蓋をして加熱。それから残りの卵をきれいに回し入れたらすぐ蓋をして火を止める。卵の顔をみながら見計らって用意してあったご飯に美しくのせられるものならのせる。ここで三つ葉が満を持して登場。三つ葉をのせたら丼の蓋をして待つこと60秒くらい。
 
私は長葱派なので、煮込む必要もないけれど、主流であるらしい玉葱のことは分からない。
 
卵の溶き加減もお好みなので、とやかく言わないけれど、割り下は違う。誰かのレシピで7:5:3とあったのが分かりやすいので応用した。ただし7:5:3では味が濃すぎるため、自分は9:5:3で全く充分だと思う。9が出汁、5がみりん、3が濃口。出汁は強めの一番出汁。私は三州三河みりんラブ。濃口はすみません、私は本膳使用中。なんであやまるんだろう。
 
一度火を通した割り下はたくさん作ってペットボトルに入れて置く。鶏も焦げ目状態で保存しておく。と、あっという間に好きな時に親子丼ができるので、やはり三つ葉の鉢植えはマストバイ。
 
余談だけれど鶏の皮は捨てない。自分はカリカリに焼いて塩を振る。
 
店でランチを検討したころに、毎日練習して毎日食した。割り下もいろいろ加減してみた。それでも飽きずに美味しくいただけたのは、やはり調味料の力が大きいと思われる。
 
ジッパー付き袋を用いた低温加熱が面倒なら、希釈した割り下でふつうに煮ても構わない。沸騰後2分経ったら火をとめて放置する。以下同じ。
 
親子丼の割り下のみならず、きんぴらのたれ、甘酢、南蛮酢などをペットボトルだとか100均のドレッシングボトルに保存しているので、私のようなものでも面倒がらずに速やかに作業ができる。あ、黒蜜も隠し持っています。カラメルソースも持っています。大甘です。
 
 
ホテルの帰りに紀伊国屋によって、それからたくさん歩いてジュンク堂に寄って仕事の本を3冊ばかり購入。少し勉強しなおさなきゃ。自慢をしておくと、パワポのスライドデザインみたいな本を何冊かパラパラしてみたけれど、私の方が色・デザインともに美しいです。しかし色・デザインが勝つとプレゼン資料としては良くありません。その兼ね合いがオ・ト・ナです。
と、このくらい料理にも過剰な自信を持てるとよかったんだけど。