角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

雨にやどる。

 
こないだの立地の話を1行補足すると、「高校もある」。ははは。
 
連日の雨だ。早朝も雨だったので散歩は中止したけれど、工事の着手金を振り込む必要があって、昼前の雨の中を歩いた。大きなお金を動かしたので小心者の私は、頭が痛くなる。後戻りできないことに胸がつかえる気もした。
 
雨はずっと続いていて、6月の雨というのは、時間軸に切りこんできて行けども行けども昼下がりから一向に抜け出せないものだ。いつもひとり、いつまでもひとり、好きこのんだかこのまなかったか。
私は雨に打たれた波打ち際の鴎の6月の白さを唐突に思い出す。雨にあたることは時間から切り離されることだ。上目づかいで濡れていく犬と、犬の時間とすれちがったときの若すぎた私の髪のにおいをすきこのんだろうかこのまなかっただろうか。あなたは。
 
 
さて、今日の問題は、傘ではなくて、出汁巻卵なのだし、卵は私を昼下がりや、やまない頭痛や、コンフューズした時間から解放する。
  
学校の実習で出汁巻を巻いたときの調味加減はあまり良くないと私は思った。料理サイトでは、卵ひとつに調味料総動員をかけるようなレシピもあるけれど、私は出来るだけ引き算で調味をしたい。
それで調整してA配合を考えた。これはいいと思ったのだけれど、もっと美味しくなるのではないかと考え、B配合を考えた。このかん、数か月だ。かなり美味しいと思ったのだけれど、本日久々A配合にて作成したところ、すっきりと美味しかった。けれど、商品としてならばB配合の方が説得力がある。
あなたならどちらがお好みだろうと考える。一心ふらんに考える。卵だけに。それで私は鎮静する。
 
もし誰かが不安に苛まれたり、生きることがこわくなるか、あるいは生きていられなくなりそうなことに怯えたりするときに、つまり全く自信をなくしている人に、自分ならどういう言葉をかけたらいいか考える。
一番にすべきことをひたすらこなせと私なら言う。そしてそれが私自身に対する答えでもあるはずだ。