角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

白っぽい。

 

「生足」で高校生とかを想起したのなら生憎だが、タコの足の話。
 
小出刃でタコを切ってみた。お店では何度か足の下処理をしたことがあるけれど、そもそも全体像を間近には知らないので、まるごとタコである場合の困惑というのは計り知れないものがある。タコを食す習慣がウチにはない。ので分からない。どこまで可食部であるのか、皆が好んで食べるのは生なのか茹でたものなのかもよく知らない。
昨日のタコは生足であって、自分の歴史的には生まれて初めて買った生足だ。これは下処理をしてタコ飯となった。
 
以前、人から「タコ」と言われたことがあって、自分の居住エリアで「タコ」と人に言うのを聞いたことがないので、意味が分からなかったけれど、誉められたような気持にはならなかったのがタコの不思議だ。タコってなんだろう。

会社勤めの時の同僚、ひとみちゃんは、お好み寿司を出前で頼もうという時に、イカとタコだけを発注し、彼女のお寿司一人前だけが白かったことを今でも覚えている。個人的にはどちらもさっくり噛みきれないところが苦手なのでお寿司も白いけれど、人も面白いなと思う。
 
白いといえば、人から聞いた話だけれど、お弁当の時間にとてもスパイシーな香りが立ちこめて、当該弁当箱を覗いたところ、ごはんの上に一面のらっきょうだったそうだ。一面の菜の花、というのはそろそろだけれど、一面のらっきょうというのも趣があるかどうか、わかんない。らっきょうは、さっくり噛みきれるけれど、自力で購入した覚えがなく、このまま一生食することがないと考えていたら、数年前に鳥取に行ったときのホテルの朝食が毎食らっきょう付きで、それが大層美味しかったので、なかなか良いものだと考えを改めた。
 
タコなんだか、らっきょうなんだか分からなくなったけど、白いついでに白髪ねぎのことを。
やり方については、いくつも動画サイトにあるので、その通りなんだけど、もっと繊細な白髪ねぎが欲しい時は、薄い膜をはがしてから切るとかなり細いのができる。膜のはがし方は、好きなようにするといいと思う。
タコ飯に乗せるつもりで、練習もかねて刻んでいたら、切れているんだか切れてないんだか見失った。
ときどきつながっているのは、きっとまな板のせいだ。それとも私がタコなのかもしれない。