角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

9対3で。

 

器を探してて、すごく良いと思ったのが縄文象嵌というものだった。「民芸陶器」で検索して画像をモニター一杯に広げて、ああこれはいいなあと思うのが、やっぱり縄文象嵌で、好きだと思った茶碗も皿も同じ作家の人だったので、調べてみれば人間国宝の島岡達三という人だったので、それは困る。


自分の店(笑)の造作やインテリアはどうでもいい、とは思わないけれど、あまりこだわりがなく、一番力を入れたいのは器で、楽しみにしている行程が器選びとはいえ。料理と器の格というのは着物と帯の関係のようだと思う。それなら自分は百均あたりが妥当かもしれない。
 
島岡達三については、美術館がないものかと調べたら美瑛に新星館というのがあるそうだ。知らないとはこわいものだ。東工大の博物館には、常設展示はなくデジタルコレクションがあるばかりだった。
 
専門学校在学中から勉強会と言う名目の食事会を企画していて、今月末は第5回目の予定。今までの4回の店はどれも料理レベルは高かったけれど、自分の心に残っているのは、器が好きだった店だ。どうにも2枚の器が思い出されてならないので、どこのものなのかお聞きしたいけれど、そういうことをただ電話で聞いたりするのは失礼だと思う。再訪したいけれど、独りでは敷居が高く思案中。聞いてどうしようというものでもないけれど、ただ知りたい。

器の前にすべきことは山積している。
 
秋野不矩のガンガーという絵を見たいし、ポストカードくらいは欲しいと、一生懸命秋野不矩美術館への道を画策していたら、この作品は静岡県立美術館収蔵とのこと。渡河は浜松のほう。慌てて浜松の方に行かず本当に助かった。私は、この絵を飾りたいのだ。ポストカードでいいんだけど。
  
ああもちろん絵の前にもすべきことはたくさんある。ひな祭りなので、うぐいす餅を作成してみた。求肥の包餡は不器用ものの自分には難しかったけれど、かなり美味しく、12個作ったので、息子へのおすそ分けは3つでいいと思います。