角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

バカルディ。

 

新学期になって初めての実習はイカ墨パエリャと、サバイヨンクリームとか桜リキュールを使った果物のグラタンだった。それは大変美味しく、満足したけれど、実習の先生方は外部講師も合わせてたくさんいるので、今日の先生の授業は、もうないのだと言う。

我々は確実に急速に修了に向かっていて、あとはちりぢりだ。

学校の階段をのろのろ上がりながら、こんなに楽しい環境もあまりないだろうと考えた。嫌なことがないし、嫌な人間もいない。給食は美味しいし、実習材料は贅沢だ。春休みに入る前は、旬の食材として鮟鱇鍋を作り、全員が順番に吊るし切り体験をした。存分に肝を入れた鍋は、離れられなくなる程に美味だった。

美味しい食事が豊富にあれば、嫌なことはあまりなくなると思うので、食は大切だ。

昨日は、仕事関係の営業マン氏が、近くに来たからと言って、私を連れ出し、珈琲をごちそうしてくれた。
私よりもかなり若い人なのだけれど、ひとしきり会社の愚痴や年老いた母親のこと、自分の体調の悪さなどをたくさん話して、こんどはランチをという話をして別れたら「元気をいただきました」と夕刻にメールが届く。
私はただ会社を辞めたら、とおすすめしただけ。

もしかしたら私は幸福者だ。こないだの旅行なんかは、もし母が生きていたら顔面蒼白になるくらい叱られたと思うけど、そういう生活の厳しさはともかくとして、というか、私は極めて楽天的で、ほぼ真剣味に欠けるくらい暢気なのだ。

楽しい学校生活を送っていることでもあり、何か役に立てたらいいなと思って、新入生交流会の幹事に手を挙げた。かつ余興案として、カンナムスタイルでドラえもん音頭を踊りたいと思うので、提案してみようと思う。うん、是非踊りたい。
学校には茶室もあって、今日は礼法の演習で茶をたてた。盆点前だけど。茶の所作はかなり好きなので、そういう世界に入り込めない自分のふがいなさはやはり少し酸っぱいぶどうだ。私は茶道をパトロネージできやしない。

アルコール分6%を買って帰ってきたので、途中で敗退、日記を書き続けられなくなった。