角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

私は忙しかった。

 

3月に入り、ここからは日に日に雪解けが進むと思っていた。数日前の朝、カーテンを開けると思い詰めたように雪が降りしきっていて笑ってしまった。一進二退とか三寒四温とか、五臓六腑は関係ないけど、まあそんなふうになるようになる。
3か月ごとの定期検査が昨日で、仕事は休んだ。そのせいで5連休となった。私はアマゾンプライムのアニメをあるだけ一気に見ようとし、本も読もうとし、春の旅行の行き先を決めたりなんだりしなくてはならず、こうして書いてみると遊びごとばかりなのだが、忙しかったのだ。
散髪に行こうとして行かなかった。5日も休んで外出したのはスーパーへの買い出しと定期検査に行っただけであとは遊び放題だった。大変楽しかったです。

あご・あし・まくらという言い方が適切なものか私は知らないけれど現役時代の職域界隈で覚えた言葉だ。すなわち食事と交通と宿泊の意味で、春のあしとまくらは予約を無事に終了した。あとは生きていればなりゆきで出かけるのみとなった。

私は観光らしい観光をほとんどしないので、どこか静かに落ち着けるところでのんびりしたい、というのがいつもの行動動機なのだけれど、それなら閑居していればよいというものでもない。遠くに行きたい。飛行機に乗りたいだけなのかもしれない。
今回はまずデ・キリコ展を見ようと考えていたのだがあまり動き回るのに自信が無くてパスした。行くなら神戸開催にしようと思う。けれど秋には田中一村展があるのでぎりぎりまで迷うことにする。
ローカル鉄道の旅という本をときどき眺め、乗りたい路線に思いを馳せていたりもする。

 

「春よ、来い」は1998年の松任谷由実の曲だが、思い出したのでyoutubeで聴いてみた。こういうのは迂闊に聴くもんじゃないと思った。
悲しかった出来事だと考えていたことが悲しい出来事のままだと、突き上げるような。

私はまだ春を見ないまま