休日三日目。一日目にスーパーに買い出しに行ったきりで外出しない。
どう考えても散歩するような気温でもないし。
部屋の中で体操をしたり、本を読んだり、つまり昨日と同じように過ごす。
今日は昼食に雑煮風をつくり、お餅をゆっくりと食べてみた。夜は炊き込みご飯を作る。鶏挽肉としめじ、まいたけ、にんじん少しに生姜、それと冷凍庫にあったひじきを入れた。
炊き込みご飯は気分があがるので、それぞれの季節にさまざまな炊き込みご飯を作っている。普段のご飯用の土鍋は三合炊きだが、炊き込みご飯は一合が精いっぱいの土鍋で炊く。
ご飯を炊くときにタイマーを使わなくなった。炊飯の時はたいていその周辺で包丁を使ったりしているので、なんとなく湯気や音やにおいで適当に炊くようになった。
こういうのも年の功というのだろうか。
次週に作りたいもの・食べたいものをざっと書き出しておおよそ1週間分の主菜・副菜が揃ったら材料が無駄にならないように、買いすぎないように調整してから買い物に行く。それから豆腐などの消費期限をチェックしつつ具体的な献立を日々に落とし込んでいく。買ってきた食材は小分け冷凍したり茹でて冷凍したり、紙やラップにくるんで収納したりする。
献立は勿論訂正することも順番をとりかえることもある。仕事のある日はあまり面倒なものは作らない。
全てエクセル上で行っている。計算するシーンは何もないけれど。
企画・立案、買い出しから献立作りまでの一連の作業が好きでたまらないので、趣味といえば趣味なのだろうけれど人に説明するのは難しいし、それにそんなに大した料理を作るわけでもないから人に話したことはない。私にとっては、はんぺんにわさび醤油というのも立派な献立のひとつだし。
かれこれ8年目になるが考えてみるとちょうど現役の仕事が薄くなってきた頃と一致するので、しみじみと思いに耽ってしまう。
これができるうちは一人で暮らせる。
