角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

疾如風。

 

ご飯は炊くものから買うものに変遷しつつあるらしい。そういう選択肢に全く気付かなかった。そうすると今度は電子レンジが必要になる。
私は出来合いのお惣菜も買わないし冷凍食品も使わないし、なんと呼ぶのか知らないけれど調味の素のような商品も使わないので、その気になれば私の食事回りの便利度は飛躍的に上がる。ふらつきながら5kgの米を買ってくる必要もないというわけだ。
 
今はただ自分の手を動かして作る方が好きだし、そのくらいの気力や体力は残っている。
やっぱりヤカンは購入することにしよう。毎朝紅茶を飲むのにお湯を沸かす。今朝は小鍋で沸かしたけれど、不便だった。注ぎ口はヤカンや醤油差しの命だと思う。鍋は大雑把すぎた。
 
今日はわけあって忙しい日で、汗ばむくらいに働いた。でも終了宣言がなされても女の人はどうしてさっと帰るということをしないのだろう。なんとなく顔をうかがうようにして、足並みを揃えて帰り支度を始めたりする。

私が初めて就職した会社では定時になるとチャイムがなって一斉に帰宅体制になったので、全女性が会社からいなくなるのにそんなに時間はかからなかったと思う。初めての就職だから、もうものすごい昔の話だけれど。次の会社でも定時になるとみんなが早々に退けたので、これはメンバーの体質如何なのだろうか。
 
今の職場はパートタイムなので、時間はきっちりしているにもかかわらず、今日のように全員が一堂に会するようなシーンでは、先輩の顔をうかがったり、あたりを見回す人が出現するようだ。
私は「本日はこれで終了します」という挨拶を聞くや否や踵を返した。もう一目散に帰宅した。後は知らない。しかも私の凄いところは、おそらくそんな事態が発生するのではないかと、ソッコーで帰ることができるように私服のままで作業をしたことだ。私服はわたくしひとりだけだった。更衣室あたりでひとしきりああでもないこうでもないとぐだぐだが続くのを想像するとぞっとする。本日は店舗が休業なので制服は着なくても構わないのだった。私、凄くないですか(笑)。

でも、初めて就職した会社ではマキちゃんが猛烈な早さで更衣室に突進したので、私は一度もマキちゃんより先に帰ることができなかった。