角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

絶対挨拶。

 

10月に入ったばかりの調理員さんが辞めたらしい。
 
たまたま帰り時間が一緒になった同じ職務のパートさんと話しをした。彼女はそろそろ1年経つのだけれどその間、何人もの人が辞めていったのだという。
仕事を全く覚えられずにやめた人もいれば、ストレスで体調を崩した人もいるそうだ。
一年くらいも経てば、人的関係性がいろいろ見えてくると言われたけれど、私は全く分かりたくもないので、分からないふりをしたままでいようと思う。
 
物理的な労働環境はとても良い。なにしろ清潔だ。ホームの玄関をくぐったら、まずうがい・手洗いを全ての人がすることになっている。福利厚生についても、全く問題はなく私のような嘱託身分でも有給がある。
 
だからブラッキーな働き方を強制されるようなことは間違ってもなく、帰り時間は5分と遅れない。30~60分早くでたところで、休憩時間なしとされているけれど事実上はある休憩時間と相殺と考えれば良い。
 
だから、かくも人が定着しないことについては、ただ単に人的環境のせいなので、そこは責任ある人たちが真剣に考えることなのだと思う。
 
何度も書くけれど、私は叱られるのが大嫌いだ。だから叱られるようなことはしない。
それでも二日目に出勤したときに、みんなの中に一声挨拶をして入り、それでOKだと考えていたら、三日目に、「出勤したら一人ひとりに挨拶をしてください。絶対に。」と言われたので、それは叱責ではなく指導なので、以来、一人ひとりをつかまえて絶対に挨拶をしている。
 
私自身は調理員ではなく、あくまでも補助なので、その身分を死守しようと思う。出世はしたくない。
叱り飛ばす系の先輩はバカバカしい質問でなければ、仕事の質問をして叱られることなんかないのではと思う。けれど、やはり指導力という面では残念ながら怖すぎる。私が新人調理員の立場なら、たぎったヤカンくらいはひっくり返したくなる程度にだ。これじゃあどっちが怖いんだか分からなくなるけれど、温和な(笑)わたくしをして、そんな気分にさせるような暴力的な言葉遣いもある。
増長したり威張ったりすると必ずや自分にかえってくるし、大切に育てる気持ちがあるのなら、もうすこし穏やかな物言いができないものかと思う。
 
男性も入ったことがあるようだけれど、あっという間にやめたという。男性には、差別ではないけれど、続けられない職場だ。短気な人間だと、大体調理関係は短気な人が多いけれど、刃傷沙汰にならないとも限らないような言葉で叱る。
 
要は、私の場合はくだらない指図をされたり叱られたりしなければそれでいいので、一人で黙々とこなすことに喜びを感じてしまえばいいのだ。きのうより3分早くできたとかでも楽しいし。そう思っていたところ、同僚の人は私に、H大卒なんですってね~とか言うので、どうしてそういう情報が流布するのか、やだなあと思う。逆差別のような目にあったことがあるので嫌だ。
学歴と何か関係があるのかと思う。私は皿洗い学科を出たわけではないのだ。そういうことで浮いたりしては絶対にいけないので、保護色を使おうと思ってきたのに。集団の中での勤務としては、この職場が私の最後の職場になるだろう。だから定年まで全うできないにせよ、うまくやりたいと考えている。