どこに行かずとも街は美しいのだけれど。
迂闊に出歩けないまま、会えずじまいの人々もいるのだろう。
11月のまだ雪が降る前の晴れの日というのはなかなか良いものだと思うので、行きたい場所もあったけど、やはりやめておくことにした。天気予報では明日は午後から雪模様。
さて、家で汁物を作ったのだけれど、食事の時に汁椀の中からなんだか円らな黒い目がこちらを見ているようで、一体何事かとおもったら小さいシメジの頭であった。ちょっとドキドキした。
蕎麦に関して言うと、いや別に言わなくてもいいんだけど、でも言うと、ときどき無性に食べたくなって外出時に集中的に食べたりする。新しくできた商業施設に入っている立ち食いソバが美味しかった。食べログ評価は低いけれど、どなたかのブログで一体立ち食いソバに何を求めて低評価なのかと書いてあって、仰る通りだと思った。
食券を販売機で購入する形式で、500円前後だった気がするけれど「かしわ塩レモン蕎麦」というのが良かった。駅構内の立ちソバ店も好きだった。
大変美味しいという評判のお店が開店して何年も経たないうちに閉店してしまった。確かに美味しかったのだけれど、敷居の高い感じとか、お高い価格設定とか、蕎麦打ちに熱意はあっても商売に熱意がなさそうな感じを受けたのでああやはりと思ったのだった。
私なら立ち食いソバの方が簡単で楽でいい。
それで、ちょっと寒いなと思いながら外を歩いて、しかるのちに「かしわ塩レモン蕎麦」を食べたかったのだが、いつ実現できることやら。
パートの帰りが遅くなるときが一日だけあって、今すぐ夕食をという切迫した気分になるのでコンビニに寄ると「夕張カレーそば」というのがあったので買ってみた。拙宅に電子レンジはないのであたためてもらう。と、熱そうにとりだしてくれたのだけれど、そういえば先日ドリアを買ったときもものすごく熱いですといいながらユニフォームの袖をフキン代わりにおそるおそる取り出してくれた人と同じ人だった。その前にグラタンを買ったときにやっぱりものすごく熱いですといいながら取り出してくれたので、いやな客認定されたかもしれない。気の毒なことをした。私はすでに熱いものとか火傷には慣れっこになっていて、ちっとも熱くはなかった。
カレーそばは美味しかった。さぁて来週は何をあたためてもらうかな。
