角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

壁。

 

なんとか現場復帰を果たすことができた。
自分の場合は、血圧が普通の高さで、鼻血がでさえしなければいたって健康なのだから。
といいつつシフト回数を一日減らしてもらうことにした。少し気が楽になる。減収するけど。
 
今日届いた広報誌の表紙に「花とみどりの香るマチ」と書いてあった。確かに美しい街だ。
美しいせせらぎに美しい魚が棲むかというと、しかしながらそうでもないようだ。こどものころ私はもし人類が絶滅するとしたらそれはマッドサイエンティストとか天才的な頭脳の変人とかのせいだろうと考えていたけれど、最近になってそれは違うと思いはじめた。
ヒトは自分とそう変わらない普通の人々のうちで少し残念なあるいは残念至極なヒトによって滅亡するんだろう。やだなあ。言ってしまえばバカモノに絶滅させられるワタクシという構図はつらい。
 
さて、自宅で焼きそばを作った記憶がないのだけれど、昨日作った。
生麺を買ったので蒸してゴワつく感じの麺を焼きつけて固めで食べようとした。でソースのレシピで美味しそうなのを探し、2人前分量だったので正確に半分にしたのだけれど、血管が切れそうな塩辛さが危険であったので三口くらいでやめた。テキストをつくるときの記載ミスというのは往々にしてあるので、そういうことなのか、あるいは世間的には普通の味なのかどうか、しかしながら私自身もまたバカモノのひとりなのだろう、疑いもせずそのままの数字を使ってしまった。こういうのを思考停止というのだ。
せっかく青のりもあったし、紅しょうがもあったのに。
 
昨日、スプレーで落書きをして逮捕された女性のニュースがあったけれどそれが痛恨のスペルミスであったとおもしろおかしく書かれていた。
 
あのひともどのひとも私自身も、ヒトにはそんなに大きな差異はないと思うのだけれど、それでも絶対に伝わらないことというのはある。
五十歩百歩といいながら決して縮まらない距離がある。埋められない溝もある。ひとはひとを変えることができない。私は食パンを切らしてしまった。