角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

おちても独り。

 

おちても独り。パソ前に常駐していると、いきなり洗濯物と物干しポールが落ちてきた。
 
天井から15センチくらいのところにいわゆる突っ張りポールを取り付けていた。ベランダからの採光を全く塞ぐことのない位置がずいぶん気に入っていた。暖房器の上なので効率よく乾燥もしたし、適度な湿度の恩恵も受けたと思う。
暖房器よりも高さのあるデスクに乗っかった形で落ちた。幸いなことにモニターとキーボードの間の20センチくらい露出したデスクに落ちた。パソコン本体にぶつかることもなかったし机上においていた水満タンのガラス瓶にも触れることがなかった。最も幸運だったのは私の頭を直撃しなかったことだ。
大した重量物ではないから頭にあたっても即死はしないと思う。その分余計に中途半端に痛んだり障害が起きたりすると大惨事になったに違いない。高い所にあるので洗濯物を干すときは脚立を使っていたが、いずれ遅かれ早かれ私が脚立から落ちることは想定していたので、それよりも先にポールが落ちてくれたので、助かったと考えることにする。
もう脚立は危険域に入ったという知らせなのかもしれないので、大型の室内物干しを購入することに決めた。
  
耐荷重には気をつけていたし、設置位置にずれがないか、ゆるみがないかなどを時々確認もしていたのだけれど、落ちる時には落ちるものだ。結構驚いた。それからゆっくりと予備の室内物干しを押し入れから出してきて落ちたものを干した。当たり前だけれど、ひとことも声を発しなかった。きゃあでもなければ、うわあでもなかった。
言葉が足りなくてサルになったら困るので、「お」くらいは発声してもよかったかもしれない。
 
注意深く考えると、そういう知らせのようなことは事実としてあるのかもしれない。
 
今冬は、突発的な鼻出血をきっかけにさまざまな検査を受けたけれど、その時はひたすら怖いと感じたことが実はそれがなければ事態に気付かないまま重篤化していただろうと思うと、気づかせてくれてありがたかったと捉えることもできる。
 
蛇足ながら、水満タンのガラス瓶はメダカを2匹飼うのに丁度良いくらいの大きさで、蒸発皿の代わりの蒸発瓶であった。