角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

夢になった旅。

 

さて、もう夢の話になってしまったけれど、春に計画していた旅行のことを書いてみる。
 
一日目はまず伊丹空港から京都駅に行って、ちょうど鴨井玲の展示があるはずだった「えき美術館」を見て、それから漫画ミュージアムに行く。ホテルは市内を避けて少し外れにとろうと思った。
二日目は主目的である植物園で一日過ごす。京都府立植物園は観覧温室がすばらしく、世界の熱帯植物という言葉を見ただけでそわそわした。バオバブもある。だからここに終日いたかった。お昼ごはんは園内の森のカフェで。
三日目は楽美術館に行き、それから新神戸駅まで新幹線にのる。新神戸駅から竹中大工道具館はとても近い。大工道具館は本当に好きな場所で、旧館と新館に2回行った。庭に六甲山麓の樹木がせり出して美しい。
そして神戸空港から帰宅する。
3泊4日ではあるけれど、仕事の休みを使っての旅行はこれが精いっぱいだ。
植物館というポイントでいえば、こちらも大規模な筑波の実験植物園にしようかと迷っていた。もちろん筑波の方にも熱帯雨林温室がある。

が、日程を詰める段階で、えき美術館の展示を知り、神戸にも時間距離的に近いと気付いたのでこのルートに決定した。漫画ミュージアムも大きな魅力で、ごろごろしながら好きなだけ読めたらいいと思っていた。
 
今秋のことは分からないけれど、旅行を復活するにしてもこのコースではないと思う。秋には秋の行く先がある。候補地をリストアップして次々消化していくと言っても、そのうち別な候補が忽然と現れたり、春向き目的地もあれば秋がいいと思う場所もあるので、その都度楽しく迷うのだ。
 
私は行き当たりばったりなりゆきまかせの旅というような旅はしない。宿泊先はもちろんのこと、食事をする場所も決め、列車の時刻表まできちんと調べて、経費概算まで作る。そうやって組み上げて行くところが楽しい。けれど天気だけはどうにもならないので、雨に降られたりすると予定を大いに変更することになる。それもまた楽しいことではある。
 
どうか、楽しいひとときが戻るまで、あなたは、気落ちせず賢明なご判断のもと可及的健やかにお過ごしください。