角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

冬の使い込み。

 
免許の更新に行ってきた。次の更新時に返納しようと思う。運転する気持ちはなくて、身分証明のために必要としていたけれど、運転経歴証明書というのが代わって発行され、身分証明に使用できるらしいので。でもこれから先、身分証明が必要なシーンって何かあるんだろうか。パスポートはあるにはあるけど。
 
以前、法人だったときに何かを申請しようとしたとき、銀行の若いお姉さんが、身分証明書はあるかと聞くので、ないと言ったら、「運転免許証、持ってないんですかっ」と詰問されたことがあって、非常に感銘を受けた(笑)。国民皆運転免許証制度とか法令とか何かあるのかと。
  
あまりの悔しさにその後運転免許を取得したし、パスポートも取得した。今思えば自分が法人の代表者なので、自分で自分の身分証明書を発行すれば良かっただけだと気が付いた。
銀行と郵便局は大嫌いだ。窓口の陰に隠れて不埒なことを言う。なるべく行かないようにしている。
  
 
そういえば、先日の夜にいきなり警告音が鳴り、暖房の火が消えた。

翌朝9時に電話をして、修理の人が来られたのが夕方。基幹部分が故障したそうで、修理も高額であったし、部品取り寄せも即日ではないらしいし、もう結構な年数を経たものなので新規購入が手っ取り早いと思ったので購入した。

新しい暖房器が届くまでの代替機が取り付けられたのは翌日の夕方だった。つまり故障した翌々日の夕方まで拙宅に暖房の火の気がなかったのだ。これは、あんまりだ。休日はお出かけして暖かいところで本を読んでいたし、翌日は朝から仕事に出ていたとはいえ、あまりにも寒かった。今まで暖冬のごとく雪も降らなければ気温もこの時期にしては高めで推移していたのが、急に冬型に変わった直後のことだ。
 
暖房器の故障はオンシーズンにしか発生しないのは理解するけれど、代替機をあらかじめ積んでおくとかできないのかなと気持ちも凍えそうだった。でも、もうそんな時でもなんとかなることが分かったので私は大丈夫だ。ライフハックでもないけど、みだりに体操をしたり汗ばむようなことをしないのが吉です。私は外出時よりもさらに厚着をして帽子を被り、湯たんぽをだっこして、本を読んだりネットを見たりしていた。
 
ネットで見た暖房器はそんなに高額なものではなかったので、簡単に購入しますと言ったけれど、私が見たのは手許で灯油を補給するタイプのいわゆるポータブルのものであり、拙宅のはマンション壁に穴を開けて外に排気口があるタイプなので、ぞくぞくするくらい高額だった。どのくらい高額かというと、私の毎回の旅行費用を凌いだ。5泊6日くらいは余裕で行けるくらい。
 
で、ああ来春の旅行は行けないか、と一瞬思ったけど、そんなことでめげる私ではなくて、前倒しっていうか秋の費用を使い込もうと思う。秋には翌春の費用を。なんとか帳尻を合わせよう。どこに敵が潜んでいるか分からないので人生は厄介だ。
 
そんなわけで、前から欲しかったトートバッグを購入した。
 
どうせ大きな出費のついでだと思うから。私はそういう人格です。
 
そして、これもついでだと思って、老人ホームを探してみた。まあ、暖房とも出費とも関係ないけど。

私は現在の住居で孤独死する気まんまんでいた。どうせ息子夫婦はあと数年で地元を離れ、こちらには戻ってくる気もないらしい。
母は入院期間の延長線上にエックスデイがあって、特に介護サービスを受けたわけではないし、私の身近には要介護の人がいないので、自分もただただ年齢を経て、畳の上での大往生を想定していたけれど、いかに大往生といえども、傍迷惑なことだってあるだろうと考えて、私のせいで被った迷惑のために息子が嫌な思いをするのも気の毒だと思うから、いよいよとなったら看取りOKの、つまり最期までいられるところに、ここを売却して引っ越そうかと考えるに至った。別に今から申し込む必要もないけれど、おおよその心づもりだけはしておこうかと。
 
目安としては、日々の調理がどうにも面倒でたまらなくなったら考える。現在は揚げ物であれ何であれ食欲の向くままに拙い調理をしていて、それは実に楽しくて、ちょっと恥ずかしくて言えないけど、趣味みたいなものかもしれない。そんなに凄い料理は作らないけれど。だからそれが面倒になったら、もしかしたら宅配の食事に切り換えるかもしれない。それも心もとなくなったあたりが潮時ではないかと思う。
本当は最期までここに居たいけれど、暖房を消せなかったり、調理の火を消せなかったりすることだってある。2、3か所くらいは老人施設の内側、つまり厨房をのぞいたことはあるので、本当はそういう施設に入るのは嫌でたまらないけれど、わがままで自分勝手なままで終えたいのだけれど。
 
あ、今日は茶碗蒸しを作った。冬の蒸し物はとてもいい。美味しうございました。