角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

希求して香る。

 

サンスベリア、虎の尾とも言われるけど、に花が咲いた。

なかなか珍しいそうだ。たぶんかれこれ20年くらいは余裕で経っているのではないかと思われる。
一度私が株の整理を試みて植え替えをしたのが10年くらい前だ。特別大事に育てたわけではなくて、私は丁寧な世話というものをしない性分なので水やり頻度も少ない。

ポイントは、水やりの時に声掛けをすることではないかと思う。勿論実際に声を出したりはしないのだけれど、各植木鉢に私は水を注ぎながら「雨季ですよお」と心の中で言っている。これ、大事。
 
花は地味色だが、夜にひときわ香りが強くなる気がする。

背中の方から濃厚に香ってくるのだ。百合のような香りが。そうするとなんだか責められているような気持ちになって申し訳ないというか、かわいそうな気がする。受粉したいとか受精したいとか交配したいとかヘテロヘテロと求めているとか、そういう植物の生命力の源を無碍にしてしまって悪かったなと。
 
私も交配欲求を募らせて、夜に香ったことはあっただろうか。覚えていません。第一、雨季がなかったし。