角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

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あんまり暑いので、だめになるかもしれないと思ったら外気温29度だった。欧州の悲劇的な暑さに同情を禁じ得ない。当地がそのような状況になったら生き残る自信がない。自分の身の回りで言えば、やはり冬の方が断然過ごしやすい。で、冬になれば春が恋しいと必ず言う。
 
暑中お見舞い申し上げます。
 

暑いさなかにふと思い出したのだけれど、数年前に専門学校の夜間部に通っていたころの話。
クラスメートの女性に、休みの日とか何してんの、と聞いたことがある。私の方は、掃除の後で部屋でごろごろしてるとか、デパ地下に良くいく、とか他愛のない答えを想定していたのだけれど、予想に反し、「個人情報ですっ」と返ってきたので身体の芯が凍りつくような、まあ大げさだけど、絶望を感じた。
 
その人とは終始いがみ合う仲だったり無視をきめこむ関係だったのならいざ知らず、普通に雑談を交わすし、私の方は彼女の実習時の手際の良さに感服していて信頼のおける人だと思っていたのだから、世の中は面白い(笑)。
 
それに大事なことは、私が彼女に心の底から興味を持っていたり、彼女の休日の過ごし方を知りたかったわけではないということだ。ただの時間つぶしの雑談のつもりだった。
 
あまりにも驚いたので今も忘れていない。

そんなことを言ったら、人と人との関係は成り立たなくなると、人づきあいの悪い、愛想のない私ですら思う。今思えば、きっと彼女は私を嫌いだったのだろう。ちっとも気づかなくて悪かった。
 
懐古・回想の余生ってわけじゃないけど、いろんなことを思い出しながら過ごしている。
なぜきちんと言い返せなかったのだろうということばかりだ。どうしてそんなことを言うのだろうと考えて内側にこもるので咄嗟の言葉がでてこない。切り返せないのは頭が悪いからだと言われるかもしれない。

兄弟姉妹のいない私は口げんかをした記憶がないけれど、もうこれは絶対に誰にも勝てないと思うので、私は行動で示すよりほかにない。勿論、勝つ必要があるのかと言われれば、そんな必要もないと思うけれど、ときどきはスカッとしてみたかった。夕立のあとのごとく。