テーブルが有って椅子がないのは異常事態なんだろうか。
本人は特に違和感なく快適に過ごしているけれど、ひとさまの話だとすると、なんだか危ない人のような気がする。
ええ、拙宅に椅子はございません。
椅子代わりにバランスボールを使用していると前に書いた。
洗濯物を高い所に干すのが好きなので、そういう時はどうしているかというと、玉乗りです、ってわけじゃなく。
脚立に乗って洗濯物を干すとき、いつも、いつかここから転落する日がくるのだろうかと考える。転落するのはいやだから、年月日を特定して金輪際脚立を使わないと決めればよいのだけれど、昨日にしようか明日にしようかと決断しかねているうちに、転落の日はくるのかもしれない。
私はいろいろ、がっかり感を感じることが最近多くなってしまい、特に司法なんかは詳しいことはまるで知らないけれど、なんとなく最後の拠り所みたいな気持ちでいたのが、実はそんなわけでもなくてあちこちと同じように腐敗臭がするということに気付いたりして、そんな中で90歳以上までも生きているのはきっと辛いだろうと考えたので、本日はシミュレーションの再考をしてみて、最高でも90歳にとどめおくことに決めた。
健康寿命が75歳とか言われているので、そこから5年区切りくらいで考えてみて、おいとまごいもそこそこに、って別に楽しみにしているわけではないけれど、まあほどほどに。
70歳くらいまでは働けるだろうか。職場的には動けるうちはもっと先まで雇ってくれそうだけれど。
職場には私の後に入った50代の女性がいて、初めての後輩になるわけだけれど、なんだかとても辛そうにしている。他スタッフとの折り合いが芳しくないようだ。双方向からいろいろ聞かされる。後輩スタッフの方が少し過激になってきたようで、職場に通ってくるのが毎日嫌でたまらないとか言う。
お気の毒というかなんというか。私なら絶対にそんなことは他言しないし、そう思ったら直ちに退職している。
どこに原因があるのかは分からないけれど、ほぼ毎日の長い時間を過ごす職場が嫌でたまらないというのはなかなか不幸なことだと思う。入ってまだ日の浅い頃から辛いと言うので、どうしても相性が悪いと感じる人がいるのであれば、それは仕方がないことだから、勤務店舗を変えてもらうことは可能だとお伝えしたので、それ以上言うことはないし、解決するのは私ではない。
嫌なら逃げだせばいいのだし、それでも頑張ろうと思うなら黙って頑張れば良いのではないか。愚痴は聞くけれど、聞き流したり生返事でやりすごすので、私は冷淡だ。
で、バランスボールの話に戻ると、いや戻らなくてもいいんだけど、椅子がないせいで拙宅に息子家族をよんだりはできない。という言い訳を私は相当早くから考えていた。あ、でも使っていないのが２つあるから、あと一つ購入して全部に空気を入れておいたりして、変わった部屋を見たいと言うなら訪問いただくのに、やぶさかではない。
ドアを開けるとバランスボールばかりが４つも転がっている部屋というのは、どうなんでしょ。もし、ちびさんが自立歩行できる年齢ならば、あっという間に転がってひっくり返って大泣きするんだろう。
前に、鍋の蓋をとったら卵だけがたくさん入っていたという、卵だけのおでんの話を書いた気がするけど、世の中の不思議というのは案外すぐ傍に息衝いているのだった。
