角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

考課。

 

愚息がじゃがいもをリュックにいっぱい持ってきたので、途方に暮れた。


あまりに小さいものもあり、未熟果はチャコニン成分を含んでいるかもしれないと思い、選別ツールを考えてみた。
3センチ未満を省くつもりで、切手大くらいに紙を切って比較しようとしたけれど、それではいかにも大雑把なので、つまようじ4本を組んでそこを通そうかと次に考えた。でも通り抜け目的なら、単純に紙で輪をつくれば早いと思い、9センチちょっとの長さで輪をつくって選別したけれど、こういうのは利口な人ならバカバカしい段階を経ずともすぐに辿り着くんだろうと可笑しかった。私はいろいろ考える方が楽しいんだし。
  
 
却下されなかったほうの、3センチ以上市販サイズ未満のものを集めて、揚げてから煮てみた。鍋いっぱいできたけれど、借金ならまだまだ利子で、元本に届かない状態。
 
煮たことは煮たけれど、いかんせん、この品種の味が不味く、息子には言えないので、ここにどうしても書きたいので書くと、不味い。じゃがいもにはたくさんの品種があり、どれも似たようなものだと思うのは大間違いだ。自分が1種類しか食さず、子供の頃から慣れきっているせいもあるけれど、他の種類を検食したときは、どれもあまり口に合わなかった。
  
好き好きといえばそうなんだけど、それにしても自分が好きじゃないと思うものを人様におすそ分けするのもなんだか気が引ける。
 
ただでもらったじゃがいもといえども、不味いといえども、せっかく育てて立派に育った作物であるし、時間をかけて収穫したり、重かったり、届けてくれたり、そういうのを無駄にしたくないので、この秋はこのじゃがいもで過ごすことに決定した。さびしい秋だ。
  
ついでに書いとくと、簡単に捨てられてしまう私なんかは、小イモ以下の存在だ。
それはまあ仕方がないけど、とりいそぎ「2018年のじゃがいも掘りは禁止になりました。」とメールしておいた。


追記
たまたまガス警報器の交換に来られた方に少し差し上げた。
管理人さんに少し差し上げた。ふふ。私、悪ですか。
  
愚息からは「同行した人がみんな困っています」と返信があった。