角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

ひねる私。

 

早の雪 赤も黄色も 散り足りぬ
  
早の雪 秋を残すか 散り足りぬ
  
あはははは。そのような年齢になると俳句をひねりたくなる人もいると聞いたけど。
そういえば、ディランに simple twist of fateってのがあった。私も時々ひねりたくなる。
  
赤も黄色も、というのはなんか表層的で派手さがあるし、秋を残すかの方は感情的だ。はて。
私は超寡作なので前回は春頃に3つ出来た。
 
●何回かゴミの日数えて週があけ ●旅の間に開いた花が全て落ち ●水仙は4つ咲いてて北の風
  
季語を考えると自分の言葉がほんのちょっとだけになるので、考えたくない。
日記が俳句だらけになったら、なんかヤだな。ま、寡作だし、いちいち掲載しないと思うけど魔がさすことだってあるし。
 
 
10月の末に、「関心空間」が終わるというので、それを口実にして温泉に行った。いったい何の関係があるかというと何もないけれど、雨が降ると部屋が穴蔵のように暗くなるので、うっとうしいから遠出しようと思ったのだ。
車ではよく行った長沼の温泉だ。今回はバスで。
  
ひっそりと露店風呂で雨にうたれた。
 
車がなくなって中断していたけれど、年明けからまた歩くスキーを始めることにした。スキー類はレンタルがあるけれど、ウエアを捨ててしまったので、ヤフオクで調達。年に数回しか使わないので十分なのだ。前のウエアもヤフオクだったし。と思っていたら、早朝パートにも重宝するので良い買物ができた。
  
早朝といえば、生まれて初めてタイマーを使った。いや、植物でなくて。暖房の。
  
暗い上に寒いのは起きにくいので使ったのだけれど、目覚ましと同時にスタンダップできるほどで、実に幸福な気持ちになる。ということは春先から秋口までは毎日、実に幸福な朝を迎えていたわけなので、そういうのはなかなか気づけないものだ。
それと同時に、自分自身がちょっと我儘になっていないかと思う。たかがタイマーの話にとどまらず、私は、母の「楽しいことは罪悪である」というような考え方にずっと支配されてきたから、苦労しなきゃ、つらくなきゃダメのような気分を時々感じて、こんなんでいいのかと考えてしまう。
 
母は不服不満愚痴だらけの人で、そんなままで母を見送ったのは私の親不孝のせいだ。
かあさんの気持ちを一捻りしてもっと幸福な数年を送らせたかったといつも思うので、ご母堂ご健在の方は、どうかひとつ小さな親孝行をなされたく。ものもことも要らないのだ。ちょっと顔を見せる、ちょっと声を聞かせるだけで、十分に母は嬉しい。
  
と殊勝なことを考えていたら、愚息が「アメーバでもわかる解法」とタイトルしたパワポをメールしてきた。
パズルゲームのルールが理解できないと愚痴ったら、アメーバよばわりされたのだった。