角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

今度は電子レンジ。

 

年末も年始も仕事があったので、お正月気分も何もないままに今に至る。
そんな中、悲報か朗報かは分からないけれど、いきなり電子レンジが壊れてしまう。つい先日、もう一台の、事務所で使っていた新しい方の電子レンジを千円でお譲りしたばかりだ。どなたかのお役に立てば良いという善行の「つもり」に、こんな結果が待ち受けているなんて。
 
せっかくなので、新規購入はしないで暮らすことにした。ミニマリストとかそんなんじゃないけれど、段々身軽にしていく所存。
 
冬道散歩にも行かず、図書館にも出かけず、プールにも通わず、何もしない毎日のイライラ感が募る。もちろん何の勉強もしていない。新しい風に吹かれないから新しい言葉も湧いてこない。
 

捨てられない本の中に配色の本が2冊くらいあって、これは私がモノクロ仕事からカラーに移行するときにとてもお世話になった本だ。
今、参加者数が多く、プレゼン形式に拠らない場合の研究発表などは、ポスターセッションといって大判ポスターを掲出する形式がとられているようだ。しかも紙印刷ではなくて布印刷が主流になっているとか。
 
先日海外出張した息子のポスターを見せてもらった。国内の規格とは違うので何サイズか知らないけれどB0よりも大きなものをさらに2連にしたものだった。
息子は中学生のころから私のイラストレーターやフォトショを触って独りで覚えたため、レイアウトには結構な自信を持っているようだけれど、まだまだ未熟だと言うと、にやにやしていた。私は色と形しか見ていない。
 
この学会発表用のポスター制作を自分の新たな仕事にしようと目論んだこともある。前年の話だ。
私は何十ページにも及ぶようなページ物は飽きてしまうところがあって、すなわちそれが、力の程度なのだろうけれど、ペラものとよばれる一枚ものがとても好きだったし、簡略化というか削ぎ落としていく作業には自信があったから、件の仕事はしたことがないけれど、恐らくつかいものにはなっただろうと思われる。
しかしながら現代の研究者で、そういう技術の巧緻は別として、自分の研究発表をパソコンを使ってできない人間など皆無だと思われるため、そこをわざわざ外注する需要が果してあるのかと、息子にも言われたし、例によって私は営業できないうえに人脈がないので、新規事業は妄想だけで終了した経緯がある。
実際にそういう受注をしている企業は存在するのだけれど。私の時代ではない、ということなんだろう。で、老婆心ながら書いておくと、多くの場合、ポスターセッションの目的に対し、書き込みすぎ・色を使いすぎ・線を使いすぎなのだ。ラブレターだって何百文字も書かれたら、私なら面倒で読まない。結構やりたかった仕事なので残念だ。
 
そういえば名刺管理のアプリでエイトというのがあって、これはかなり良いと思っていたら、人気があるようで何よりだ。こちらも残念ながら私はもう名刺交換などをしないので、自分が使うことはない。
 
そうやってどんどん私自身も簡素化していく。ああ、もう背が伸びたりしないんだろうな。太ることはあっても。