角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

さても8月。

 

私も人の子。活性化が鈍った気がする。
気持ちが後ろ向きになって、ひきこもりたくて仕方がない。早朝のウォーキングとかプールとかに気乗りがしなくなって、いちにちじゅう家にいたりするので精神衛生的にこれは良くない。
 
 
先日、図書館の食堂で数人のグループがミーティングをしていた。勿論年配者のグループだ。そんな時間なんだから。

代表者が、トシヨリしかいなくなる、と言っていたので、意味はよくわかる。何か組織団体を立ち上げても、新しい参加者がいないから、どんどん人が減っていって続かないのだ。K社長もそう言っていた。
もったいない話だ。
私にはそういうグループ経験がないので、楽しそうで羨ましかった。自分にも何かできないかなと考えてみるけれど、そういう器ではないから無理だろう。

  
元シャチョーはシルバー人材センターから固定の仕事をもらい、週に一度だけ学校の休日の日直に行っている。時給に換算すると500円くらいのものだという。それでもまだ彼は良い方だ。長期的な仕事にありつけたのだから。
当市のシルバー人材センターは相当に酷いものだ。支部は市内にいくつかあるから全部のことは分からないけれど、生活を立てるだけの仕事はなくて、もっぱら不定期で短期の仕事、草むしりや除雪に代表されるような労働作業が多いと言われる。そのくせ、なるべく支部に顔を出してコミュニケーションをとらないと仕事がもらえないとも聞く。説明会の日にそう言われるらしい。

仕事はないけれど、カラオケの集いは頻繁にあるようだ。さらに聞いたところでは、以前勤務していた人間にどうやら優先的に仕事を流している模様。仕事は順番に、より多くの人にとか言いながら、その人はその報酬額で毎年ヨーロッパ旅行に行くのだと語ったそうだ。実にふざけた話だと思う。呆れる。元シャチョーは町内会の会長であるその人の伝手で、継続仕事を得たわけだけど。
 
調べてみると、この組織は自主組織であって、全国規模で各所に存在し、まともなポリシーをもって積極果敢な動きをしているところも本州にはあるようだ。
 
高齢者の労働について探すと、優れた識見で活動しているらしいところもあるけれど、シンポジウムや研究会にいまだ留まっているところを見ると、なかなか具体的な何かに落とし込むのは難しいのだろう。
 
札幌というのは壊滅的にこういうのは弱い。あきれるくらい何も考えないまちだと私は思っている。うわべの体裁ばかりなのだ。
 
体裁といえばギャラ社の展覧会はチャリティー企画が多かった。プレスリリースにもDMにもwebsite上でも、どこそこに寄付すると明言し、かつて一度も実行されていないことに気がついた。
お客さまには、チャリティ企画なのでと説明しお買い上げいただいた商品もある。お客さまに嘘をつき、私に嘘をつかせたということを思い出して、嘘というのは積み重なっていくものなのだと思った。一つで済む嘘なんかない。