角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

モテ期の休日。

 

こんなことを書くと、まるで自分に友達がたくさんいるようで照れるけれど、昨日のお店は、高校時代の同級生が3人きてくれて、開店から閉店までみっちり楽しんでいただいた。フルネーム呼びが行き交った。
 
その前日は、K社長があらわれた。開店前に現われて、開店の頃には帰っていった。身体的に大変弱っている中、有り難かった。私は自分を随分冷たい人間なんだと思うけれど、わずか20分くらいの間に、従前の仕事はやらないのかと聞くので、そういうしつこさはやっぱり苦手だ。しないってば。
 
  
今日は定休日。休んで初めて、なぜ飲食店に休みが少ないのかやっと理解した。食材にロスが出るのだった。飲食店はロスとの戦いだ。休んだら、ロスの分と、想定逸失利益のダブルで損失することになる。
私はオープン以来、毎日銀行に行って、前日の売上を入金していて、それが小銭であっても楽しい瞬間だし、おかげさまで来月分の家賃を支払うことができたけれど、この間もほぼ毎日のようにカードでの買い物が発生しているから、計算はしていないけれど、真っ赤な状態のはずだ。
 
そこでまた、ロスを減らすためにランチを、という提案が生まれるわけだけれど、私は今はまだ利益を追う時期ではないと考えている。今は、自分が習熟することや技術レベルをあげることに心血を注方がいいと思っている。私は間違っているだろうか。
 
 
朝、所用があって出かけると、低く垂れ下がった電線に雀よりも一回りくらい小さな鳥がとまって、しきりと日差しの中でさえずる。私にだけ姿をみせたのだと思った。烏は声掛けすると何だか近づきたいような顔をするし、公園のカルガモらは束になって私の後を少しの間ついてきたし、リスといえば私の足下をかけぬけたりするので、モテ期なのかと思う。
 
休日は、こんなにも楽しくて短いものなのだと久しぶりに実感した。