角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

プチ難局。

 
洗濯機を産んだことはないけれど、息子が生まれた時から使っているので双子の兄弟のような感じだ。30年近く経つ。日立の「からまん棒」という機種だ。全く問題なく動いていたし、使えるのに買い換えるというのがいやなので四半世紀が過ぎたわけだ。外観もきれいだ。
ところが先月あたりから非使用時に水滴がぽたりぽたりと水槽内にしたたるようになり、本来機能的には無問題なので放置しておいたら、昨日はそれが高じて底にうっすら水が張ってしまった。今朝の洗濯でも動作には支障がなかったが、洗濯機の側の問題なのか、自宅の水道栓か何かの問題なのか、いわゆる切り分けみたいのが自分にはできないし、古さでいえば自宅と同等くらいだけれど、寿命的に考えると洗濯機の方が通常6~7年のところを30年近くであるから、おそらく洗濯機の老朽化なのだと考える。
 
もし自宅で営業を行うことになればその時に布巾専用として買い換えを考えていたけれど、今この寒空に洗濯機を買うなんて、いや感が半端ない。
 
この30年近く、洗濯機は目覚ましい進歩を遂げた。かどうかは分かんないけど、調べるとドラム型であるとかタテ型だとかがあってそのほとんどが乾燥機付きだ。乾燥の方法にも種類がありそうだ。だが要らない。乾燥機は要らないのだ。片方で乾燥機を使い、一方で加湿器を使い、さらに除湿機を使うというようなのは、相当に鬱陶しいし、馬鹿げていると思う。
 
客間に満艦飾のごとく干すのでもなければ生活の場に生活の臭いがして何か悪いのかと思う。いや、威張ってないけど。というか、洗濯ものの湿気は部屋と身体に有り難い。冬期間は暖房で乾燥するので薄物なら半日くらいで乾くし、洗濯ものがなければ濡れタオルでも掛けておきたいところだ。来訪者は滅多にいないし。
 
当地は年間を通じて湿気が少ない比較的ドライな気候だから冬以外は爽快感があって、それはそれで清々しくて気持ちがいいけれど、実は湿り気が好きだ。ああ私は黴なのか。
 
湿気といえば、島根県は水分の多い気候なのだそうだ。水蒸気密度が高く日照時間が比較的短いのだそうだ。
だから「出雲」なのだろう。それで出雲なのだ。
ただのどんよりの曇天であれば、こちらであれば肌寒かったりするところ、出雲の秋は自分にとっては温かいので、体も気持ちも全く和むのだ。偶然飛んだポーラの美肌県グランプリのサイトで島根県が1位だったので、なるほどと思った。だからといって私が島根県に行ってもきれいになるわけではないのは分かってる。分かってるけど。
  
 
あ、洗濯機、洗濯機は明日見に行こう。