明日から学校が始まる。会社帰りにどこかに立ち寄ることもなくなるので、アイスクリームを食べて帰った。
もう夏休みは、来年までない。
壊れた生ごみ処理機を先日買い換えたとき、寿命は7年程度だろうと言われた。
何事もなければ私は3台目が必要になる。洗濯機も冷蔵庫もそれぞれあと１台ずついるだろう。パソコンはどうだろう。もう何台とも数えられないくらい買った。まだまだ買うかもしれない。
テレビは要らない。ラジオも要らない。ジューサーはあと1台くらい要る。ミキサーは要らない。
掃除機は知らない。炊飯器は使ってないので要らない。
電子レンジは在庫が１台ある。携帯はあと数台要るだろう。プリンタも要るだろう。
スキャナーは要らない。電気スタンドや電卓はどうだろう。空き部屋にきっと全部が収まる。
私には卒業式があと１回ある。入学式はない。還暦は１回ある。就職はない。結婚式はあるかもしれない。桜は何回咲いて、映画を何回見る、花火大会が何回あって、飛行機に何回乗って、本を何冊か読んで、何日も日記を書く。何キロか泳いで何キロか車を走らせる。
何回言葉を交わし、何回も険悪になるとき、わたくしたちは見積り違いをしているのだ。
私はあなたに何回会うだろう。
