チョコレートをいただいてしまった。お菓子もいただいてしまった。
さてさてさて。
職場ではたまにおやつが行ったり来たりして、マスクがあって良かったねえと言い合っている。私は面倒くさがりなので自分が何かを持参したりすることはまずない。だからお菓子負債が蓄積する。配りたい欲求を持つ人が一定数いるので、ありがたく頂戴し、その後律儀にお返しすることなどない。たまに旅行のお土産とか自分が退職する際のプレゼントに少し気合を入れるくらい。現店舗は過去2回退職した。まあそんなもので精算されるものでもないと思うけれど。
そういう日々のおやつとは別に、バレンタインデーでした。
半世紀も前ならそういうのは私もしたことがあるけれど、高齢者がほとんどの職場ではまだその習慣が健在なのだった。
おふたりからお気遣いをされる羽目になって、そのうちのひとりからは私の誕生日にも何かしらいただいているので、さすがにスルーできない。それでお返しをオンラインで購入した。誕生日は誰にでも毎年あるしバレンタインデーも毎年あるから贈り贈られするときりがない。たかだか数万円のパート収入しかない身としては喜々として参画するわけにもいかないのだが。
職場にはクリスマスを挟む3日間、誕生日の人がいる。私を含めて3人が24、25、26日の生まれだ。同僚の飼い犬や飼い猫の名前もみんなが周知している状況の中、分かりやすい誕生日を忘れてもらうのも難しい。
でもまあこういうことはコミュニケーションの一環、円滑な職場環境の維持保全のためと考えた方がいいのだろう。
お返しを選ぶにあたり、やはり、せっかくお返しするのだから相手の喜びそうなものをと考える。嬉しく思ってくれれば幸いだ。それに人にお贈りするものはもちろん自分が食べたいと思えるような美味しそうなものを選びたい。自分自身も味見をしたい。
それで実際には人数分より多く購入してしまう。送料の方が実費を上回る場合もある。
翌月のクレカ引落予定額に少しどんよりとした気持ちになった。
自分の分を買わなきゃいいんだけどね。
