何のモチベーションもないのでなかなか日記を書こうという気持ちが起きない。
先日、自分がボケた夢を見た。佐野洋子も似たようなことを書いていたが気にしているから夢に見るのだろう。
目が覚めて布団の中で自分が誰なのか考えてみた。二、三日前までの食事なら思い出せた。
巷に聞くところによると今までできたことが突然できなくなるのだと言う。
昨日の朝のことだ。
物干しスタンドをたたんで片づけようとしたが、たためなかった。
てのひらを組んだような恰好の極めて単純なカタチなのだが。
あまりのことにいよいよかと驚いたが、たまたま2つ持っているもう一つの方を押し入れからだしてきて広げたりたたんだりすると何の問題もない。
1本1本、確認するとひとつだけ上下がずれている箇所があり、そこを直すとなんのことはなかった。
日常が戻ってきて私は命拾いをしたような気持ちになった。
「お金と鍵とスマホと火の元には要注意」と息子には言われている。
鍵と火の元にはほぼ神経質なくらいになっているが、スマホには何をどう注意するといいのか分からない。そういえばこの前、職場の同僚61歳がスマホに着信した詐欺メールに反応してしまい大変だったという話を聞かされた。幸い被害のないうちに息子さんがなんとかしてくれたらしい。血圧が爆上がりしたという。こわいことだ。
詐欺メールならパソコンにもスマホにも結構な頻度で着信するが、速やかに削除している。たまに文面を読んでみることがあるがまず文章がおかしいことがほとんどなので落ち着いて読んで見るといいと思う。
要注意事項の筆頭にあるお金に関してはどうかというと、まとまった現金を部屋に置いていない。今までは紙幣が1枚もなかった。カール事務機のコインケースの使い勝手が良くてこれで十分なのだ。1円から500円までたいてい一区切りの一列で済むのでもっと小さくてもいいと思うが。
毎日現金を使う用事などない。買物は電子マネーかオンライン発注で9割方済ましている。
ただ紙幣が一枚もない生活というのは大人としてどうかなと最近思いはじめて2千円くらいは手許にあるときもある。2千円で大人っぽいということにはならないだろうが。
オレオレ詐欺のような電話には遭遇したことがない。なぜなら電話に出ないからだ。知ってる人でさえ気分次第で出ない。ましてや宅配以外のインターホンに応答するはずもない。個人名に宛てず部屋番号だけで投函された郵便物を開封することもない。
人嫌いかといえばまあそんなに得意ではないのでそうなのかもしれないけれど、それよりも性格が悪いと言った方が適切な気がする。
性格の悪さが奏功する話でした。
