角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

在宅を考える。

 

数年前から、たまに思い出しては調べていたのが独居老人の見守りに関するサービスや商品だった。当時は自分にとってまだコレというものは見いだせなかったし、自分もまだ真剣に必要とはしていなかった。


ところがやはり技術の進歩には目覚ましいものがあって、昨日、ハローライトというものを見つけ、自分が使うならコレと思った。息子に毎日「生存を確認しました」というようなメールが届くのは煩わしくて気の毒だ。ところがこの商品は、つねづね自分が考えていたように、異常があったら連絡するという発想で、極めてシンプルで良いと思った。監視カメラだなんて論外だ。

ただ、1種類に頼り切るというのも危険かもしれないと思い、では他に何を、と考えたときアレクサが浮かんだ。アレクサにできることと、まだできないことは私には分からないけれど、そのうちもっとできることが増えるだろう。
私がしてほしいのは、切実な時に息子に電話なりメールなりを確実に届けて欲しいことだ。今だってSiriでできるのは知っているけど、私は現状使えていない。
 
仕事をしている今はまだ要らない。と言い切る自信もないし、いつ何が起こるかは予測できないため、息子が転出する機会に具体化しようと思う。

 

IOTが盛んに言われだしたころは有用性に気付いていなかった。
この頃になってやっと自分がしたいこと、してほしいことにその技術が不可欠だと思うようになった。ただ面白いのは若くて現役のときと今とでは要求する方向が微妙に変化していることだ。
今私はスマホの目覚ましを毎日決まった時間にセットしていて何もしなくても毎朝アラームが鳴る。今はいい。けれど、有事のときにも目覚ましは鳴るのだ。バッテリー残量が有る限り。これもアレクサか何かにプチ遺言ではないけれど、しかじかの事態になったら目覚ましは解除してほしいと言い聞かせる必要がでてくるだろう。


もうひとつ、冬季はタイマーを使って暖房をつけているけれど、もし有事がこの季節であれば限りなく部屋はあたたまり、私の身体もあたたまりすぎてしまうと思うのだけれど、それは灯油の無駄でもあるので、とても気にしている。だからその事態になったら暖房は消して欲しいとか、あるいはオートロックマンションなので、遠くの家族ではなくて近隣の誰かに発信すると同時に部屋の施錠を解いて欲しいとか、要求はさまざまに膨らんでくる。その代り、GPSで私の居場所がどうとか、外出先から暖房をつけるとか、そういう機能は全く必要ではなくなる。

自分が希望しているのは、命を救って欲しいということではなくて、事後の発見を一刻も早くして欲しいということなので、これは人それぞれに希望することがらが違うと思うので、IOTが実装する機能も自ずと細かく分岐していくだろう。

商品やサービスやシステムなどが細分化してカスタマイズが必須になり、新たなビジネスにもなると思う。

そもそもこんなことを検索しはじめたのは、今のスマホをケータイに替えたらどうだろうと思ったからだ。
スマホ機能を使いこなせていないし、使う気もないし、決済をスマホではしない主義だ。だったらそれこそun-modeのようなケータイで良いと思った。あるいはそれならばキッズケータイの方が安くて良いのではないかと考えた。
キッズケータイやシンプルケータイにするなら、別途デジカメが欲しいと考え、デジカメを検索したのだけれど、むやみに高価なものは必要がないので、それならトイカメラではどうかと考えた。十分だと思う。
 
話の方向があちこちに分散してしまい検索も一貫性をなくしたけれど、私はネット回りを徘徊するひとになった。先ずその前にクロームブックなのだ。と振りだしに戻る。

 
切実な時に息子に電話して何を言いたいのかというと、挨拶がしたい。

ありがとうを言いたいのだ。

ありがとうを言いたい人はもうひとりいる。