角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

紡錘。

 

私は抜け殻だ。
休みの最終日だというのに、これがまた寒い。雨と風の一日。とうとう旅行以外は前後に1回ずつくらいしか外出しなかった。私の気分は回復するだろうか。明日がなくなればいいと思っている。こういう気分が長引くのは珍しい。
 
旅行のお土産を息子宅に届ける予定だったけれど、風邪ひきさんがいるので息子がひとり拙宅にやってきた。どうして息子は毎回「ただいま」と言うんだろう。ここで一緒に住んだことはないのに。
 
毎日のように撮った写真や動画をクラウドに置いている。とても良い写真があった。父と子が満面の笑顔でくっついている。チビさんの方はまだ半年経っていないから、あまり見えてもいず、アイデンティティも持ってないのだけれど。
可愛いものばかりに囲まれていて毎日癒されるのだと息子は言う。実は猫2のほかにウサギ1もいるのだった。
なかなか平坦ではなかった私自身と息子の暮らしが幻のようだ。こどもが乳児の頃の記憶があまりない。私は無我夢中で不安な毎日を過ごしていたと思う。こどもが7か月か8か月のあたりに元夫が交通事故で大変なことになった。
乳児が1歳になる前に保育園に預けて仕事を始めた。それ以来私は働き通しだったけれど、ものごころついてからは仲良くうまくやってきたと私は考えている。こどものほうはどう思っているか分からない。きっとそういうことは忘れさって今が一番幸福なんだろうと思う。それはそれで有難いことなので、いくひさしく円満でいて欲しい。
 
私は、私のほうはどうするかなあ、休みの日に数独ばかりで時間をつぶすくらいならもう少し働こうかなと思って在宅関連のものを見てたけど、ああ私はもうできない。私のパソコンの何もかもの面倒をみてくれていた人の会社が、消滅したのだから。
 
 
なんだか勿体ない休日の過ごし方をしてしまい、そのこと自体が余計に私を落ち込ませる。案ずるより産むが易しと、母がいつも言っていた。確かにそうだ。私が何を嫌がっているのかというと、特定の理由など何もないのだし、明日はちゃんと行こう。こどもじゃないんだから。