角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

眩暈。

11:37 2021/10/21

 

特別というわけではないけれど、別な時間あるいは世界で暮らしていた。

いや全然大した話ではなくて、先週の胃カメラに続きせっかくなので何かありそうな不穏感があるので大腸カメラに初挑戦したというだけのこと。
 
なあんにも問題はなくつるっつるきれいで先生が「さびしいかぎりです」と性格の悪い冗談を言った。でもひとの性格のことは言えないので一緒に笑った。
 
そういう日の暮らしというのは実に社会から逸脱したものだと実感した。全然違う時間が流れていた。
 
蛇足ながら書いておくとぴくりとも痛みがなかった。違和感すらなかった。眠ったのか意識があったのかすらよく覚えていない。大腸美人といわれてもあんまり嬉しくはない。3から5年後くらいに検査をするといいですよとのこと。

就活を加減しつつ、この際だから気になるところは検査をしておいて、そこそこ健康な身体で働けることを再認識しようという目論見だった。昨日1件面接を受けた。ここはシフトに入れる時間数がずいぶん少ないので辞退することにした。そして本日朝のこと、目が覚めて寝返りを打った途端の眩暈。めまいは漢字で書くとなんだかカッコいい。文学的だ。

とにかくめまいがしてしばらく起床できなかった。まあ仕事に就くまで具合の悪さはまとめて引き受けようとはしたものの、想定外のめまい。検索すると一昨年に体験した良性発作性頭位めまい性であると自己判断して病院には行かず、適当にめまい体操をすると治まったので昨日見つけた案件の紹介状をもらいに強風と雨の中をハローワークに行った。すごいな自分、すごいな私、自分を好きだと思うのはホントこんな時だ。
いきなりめまいがして線路に倒れこんだら困るので電停の造作物にしっかりつかまっていた。
 
仕事を見つけようと思ったら好機を逃してはいけない。早く動いた方が勝ちだと私は考えている。
 
このところ息子宅にも引越しイベントがあったりして、考えてみると息子のライフプランに私は含まれていないのだと気がついた。誰のライフプランにも私はいない。あたりまえだ。
痛くても痒くても寒くても倒れても自分でなんとかするというゲームからおりないでいるのだ私は。
 
うまれて初めておばあさんになる私はいつまでゲームを続けられるかなあ。