角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

夢のような日々。

 

曜日感覚が薄らいできた。図書館も今月いっぱい閉館だ。

桜がどう意識からなくなるか分かった。
窓から桜の木が見えるけれど、濃いピンク色だった日以来、風なり雨なりに色が薄れて、ほぼ花弁がなくなると毎朝の景色から記憶は消えているのだった。
先日再び円山公園を散歩したとき、やはり桜の木は全く少ないのだと知った。ところが北海道神宮の中に入るとファイナルアンサー感というかラスボス感というか、それは見事な桜と梅の絢爛なのだった。

散歩ばかりしていても埒が明かないのだけれど、せめて散歩くらいをしなければ我々の年代はあっという間に筋力が衰えてしまうのだから、各種困難を乗り越えて散歩をしなくてはならないのだろう。寒いと動きたくないのだけれど。

この時節は毎年大野池を眺めにいくのが楽しみだったが、今年はまだ訪れていない。季節の臨場感が失われた気がする。
失われたものを探して徘徊するのだ。そしてどこにも戻れなくなる春の夕暮れ。

っていうか、地に足がつかないという意味では夢のような日々だ。せめてゴミの日だけは覚えていようと思う。