角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

鳥の夢。

 

こんばんは。私はもういませんよ。あなたが好きだった私は。
 
中途覚醒の後の眠りで見た夢は私のピザを誰かがすっかり食べてしまった夢と、白鳥に襲われた夢の2本立て。眠りに就く前にシンギングバードを見ていたというのに。
たくさんのオルゴールはどれも違った。私が好きだったのは鳥のない鳥のオルゴールだ。鳥の歌にこがれるときに鳥は要らないのか。少なくとも鳥のようなものは要らなかった。
スズメが、スズメの連なりが、ちゅんちゅんちゅんちゅんちゅんと後をついてくる動画を見た。出雲市駅のスズメのなる木を思い出した。
 
黒一色の白鳥が私に襲いかかるので声をあげない私はこわくて目を覚ます。かなりしばらくじっとしていると目覚ましが鳴った。びんかんペットボトルを早朝に出すと薄暗い空の真上あたりにある月が滲んで見えたので見上げると月は半月、頭はくらくらした。
 
薄暗さが明けもせずに雨が降ってきてわざと雨にぬれたがる犬。雨にぬれる月があるかどうか私は知らない。
熱いデカフェを飲みながら思う。
私のピザを食い尽くしたのは誰だ。ピザではなくピッツァなのか。