角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

一括削除したい。

 

プレジデントオンラインの連載ルポに「最年長社員」というのがあって7月に遠藤泰子さんが載っていて大変驚いた。その昔、一体いつの頃だったかは覚えていないけれど、「永六輔の誰かとどこかで」を聞いていた覚えがあるからだ。今も現役アナウンサーとのこと感心した。恐れ入った。
最新の記事は79歳のパート女性だけれど、食関連の仕事に親近感を持った。こんなに元気に働いている人を見聞きすると、なんだか自分もそのくらいまで頑張らなきゃいけないような気持ちになる。多分頑張らないけど。自分の場合は、長く働くことに憧れはあるものの休んで遊びたい気持ちも人一倍強いのでどっちつかずのままふらふらと流れていきそうだ。
 
当職場にも来年70歳を迎える人がいて、シフト日数を一日減らしたいと言っていたので退職の選択肢はないようだ。最長不倒距離を記録して欲しいと思う。むしろ私の方が先にダメになりそうな気配。 
 
昨日に引き続きyoutubeで音楽をきいていた。昔好きで良くきいたフライングキッズの曲を思い出したのだけれど、タイトルが分からず検索してやっとみつけたのが「カナリア」という題名で、しかしながら音源が見つからずに口惜しい思いをしている。
彼らのアルバムでは1枚だけ持っていたGOSPEL HOURに入っていて、CD自体はとうの昔にない。
1992年リリースとあるから30年近く経つ。私が独り態勢になって数年目、仕事ばかりしていた頃だ。朝の5時に帰宅して8時に出勤したこともある。そんな生活を続けたので最年長社員は無理だろう。
 
音楽はダイレクトに気持ちや心を鷲掴みにして揺さぶるので、昨日今日とそういうスイッチが入った状態になってなんと若い気持ちなんだろうと呆れるけれど、毎年年末までに様々な、はっきりかけない駆け込みニュースが発生するから自分も駆け込み訴えのようなものかと思った。そしたらそういえば駆け込み訴えという小説があったことを思い出して青空文庫を開いたらいかにもWEBって感じの読みづらさなので編集しつつ読もうと思いワードに貼ったら、ルビが邪魔でこれを一括削除できないものかと考えた。
 
探すとでてきたのでその通りやってみたけれど、できなかった。何度もやってみたけれど何度もだめだったので、私がどこかで間違っているか、それとも説明が違っているか。そういうことは往々にしてある。ワードのバージョンは問題なかった。途中まではできる。完全にはできない。
それこそ30年前の自分なら他をあたったり、自分なりの解法を考えたりして、必ずや解決できるまでやったはずだ。
けれど私は今日途中でやめた。できなくても何一つ困らないし、これから先その機能を使うシーンなどないからだ。その上、この小説を私はすでに読んで知っている。
言い訳めいているけれど、考えればできると思う。考えたくないことこそが問題なんだ。こうやって怠惰もまた私を侵食するので、憧れの長く働く人にはやっぱりなれないんじゃないかな。