角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

遅れっちまったかなしみ。

 
私も人の子なので、そんなにてきぱきとはしてなかったけど「むずむず」くらいには動いていたのだ。
 
で、面接が1つあって、11時に連絡がきて、今日は面接日ですよね、と確認されたので「はい」というと、11時からなのですがと言われて驚愕。13時半からではなかったでしょうかとおたずねするとその後時間が変更になったとのこと。

聞いてないです。


私は本人なのだから、もし受けていたら忘れるはずがないし、着信履歴もないので、先方の勘違いなのだけれど、カタチの上では、私が面接時間に遅れた人になった。ところどころ走って行った。
風の強い日だったので、髪は乱れ、息は荒く、ちょっとまずいなと思ったけど、私のミスではないのだし。
別室にノックして入室するという、もう何十年前に受けたようなオーソドックスな形式だった。面接官が3人いた。スカートとストッキングと靴と、まあ普通の格好にして良かったと思う。いや、靴はいつでも履いているんだが。
単なるパートにしては大仰なものだった。合格したらいつから来れますかと聞かれたので翌日からでもOKである旨をお伝えして放免された。

形的には遅れたけど、連絡ミスであることを明らかにすると、担当者の立場ががちょっとあれだろうと思ったので、面接時点でまず遅れたことを謝罪した。ぜひご担当の人は恩義に感じて欲しいものだ。
 
合否はともかく、面接に漕ぎつけたのは初めてだ。
 
ハロワ経由で3本履歴書を送ったけれど、どれも面接には至らなかった。官公庁の予算消費系の3末までのパートなので年齢は不問であった。エクセルだのワードだの一太郎だのがこなせることが要件だったので、仕事能力的には十分すぎる。そのほかの事務一般だって、全く遜色はないと思うので、ただただ年齢で落とされていると考えられる。写真は数年前のを貼ったんだし。
元シャチョーの話によれば、コネで決まっているけれどアリバイ的に募集するだけなのだと言う。そう言われれば、立場が違ったときにそういうこともあったと思う。
その他にもハロワでは酷くいやな対応をされたりした。
 
起業が、簡単に推奨されている風潮の中、いったん自営業になると、ハロワとは縁が切れるし、失った縁はとりもどせないような実感がある。自営業にはかなり冷たい。何しにきた、とまでは言わないけれど、担当者によってはあからさまにイケズをされるので個人事業者として起業なさる人は、人材を募集するのでもない限り、ハロワとは生涯無縁である覚悟が必要だと思う。
  
ネットからの応募2件は、そっこーで電話がきた。前にかいた回転寿司と、もうひとつは大学生協の食堂のパートだ。ここはえげつなかった。たとえば「90歳以上応援」のコーナーで募集していながら、電話では90歳定年だと言う。企業の文化や仕事の性質上、何歳で定年にしようとそれは仕方がないけれど、あらかじめアナウンスがないと、無駄に時間や期待をかけてしまうのは良くない。算数的に矛盾するのがとてつもなく気分が悪かった。
 
自己アイデンティティというものが私にあるなら、崩壊寸前だった。皿洗いのパートの面接すら拒否られる自分。
はじく方は軽い気持ちで除外するのだろうけれど、そういう他愛なく軽く、悪意というほどの悪意でもない気持ちの集積が命取りになることだってある。それを思うと本当にぞっとした。そして実際のところ、命をとられているにひとしい人々がたくさんいるはずだ。私もその候補のひとりだ。
 
  
各所、合否の連絡がくるまでは次のところにアクションしてはいけないと思うので、ひにちを調整しつつ、ひと月以上が経った。 
それと、自社というか自事務所というのか、ホームページをリニューアルした。これは着手までにとても時間がかかった。料金を決められなくて迷っていたからだ。
また、検索エンジンは画像は読まずでテキスト情報しか拾わないということなので、見た目は画像を貼り込む方が自由度が高くカッコイイのだけれど、できるだけそこの仕様を使った。SEOが弱いので有料仕様にした。サイトは作っただけではいけないので、少しでもSEOに資するところがあるならと、業務上ブログを設けようかと考えたけど、どう考えても面倒なのでやめた。それこそ生存確認的には設置した方がいいんだけど、どうしようかなあ。書くこともないし。
 
というようなことを、散歩の合間にやっていて、今ここ。
 
今日はすっかり脱力してしまい、図書館に行って雑誌ばかりを漁って読んできた。
  
前にも書いたけど、店をやめて、時間ができて、図書館ですごした帰りが何時の間に暗くなって驚いたことがあった。
自分の好きな場所に好きな時に居ることができる自由というのは本当に単身者の醍醐味であると思う。夕食の支度をしなければいけないような夕刻以降などは全く独りの幸福を満喫できる時間帯だ。ゆっくり帰るのもいいし、途中で外食に切り替えるのもいい。お酒が飲めるなら、勿論軽く一杯の選択もできる。車ならば、そのあと夜のプールにも行ける。
そういう過ごし方を好きになりすぎると、私みたいになってしまうので、お奨めはできないけれど。