角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

パートで回す。

 

だって、私があらすじを書いたら、その本が面白そうになるだけで、「あらすじを書く私」というのが主体であるはずなのに、すっかり霞んでしまうから、そしたら私は自分が書いたあらすじに焼きもちを焼いてしまうので、だからあまり書けないでいる。
 
 
しゅふさんが辞めていった。ライターの人が入ってきた。みんな単一業務ではなくて、全員が会計を除く業務に関して仕事情報を共有する。この会社はパート・アルバイトで仕事を回している。会社に揃うメンバーが常に一定ではない。

私はほぼ毎日出社するようになった。ギャラリーに出るのは慣れた。買っていただこうと力んだりせずに、尻尾を振るような接客をしなくてもいいのだと自分なりに判断したり、予備知識を持っておけば自分のことばで話せるようになる。そうすると苦手意識は遠のいた。
企業文化としてパワポを使う人がいず、イラストレーターを使うので、ノートパソコンにイラレCCを入れた。
中にいるだけでなく外にも出る。
 
私は№2になりたいとか片腕になりたいとか参謀になりたいとか、そういう気持ちはさらさらない。私は自分の世界で自分のささやかな仕事ブランドを守りたいというのに、私の仕事能力をこんなふうに文字通りしかも安く切り売りするのはどうかと思う。お金ではなくて自由度の高さを最も大切にしているのだと話したとはいえ、私には旅行資金が必要だ。何時から何時までという拘束を受けたりすると、仕事はおもしろいけれど、おもしろい仕事を時間で薄めるようなことになって、なんだか味気なく疲労だけが残るものだと思う。
 
土曜日はたいてい出社する。連休も出社が決定した。