角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

一時抜け殻。

 

調剤薬局に雑誌類が置いてあったのだけれど、撤去されていた。
ということは、私が好きな日帰り温浴施設のコミックコーナーもそれなりの対策がとられているのだろうか。
久しぶりに行ってみようかと考えていたのだけれど。
私はベッドに入ってもややしばらくは本を読むのが癖になっていて、そのせいで随分目を疲れさせているから、余計なものを見るのはよそうと考えるけれど、コミックは余計なものではないのだった。
最近は、面白いよという情報がどこからも得られずに、何も探せない。
 
文字の本のほうは、あまり頻繁に同じ書店に行って面識ができたりすると嫌なので巡回しようかと考えている。
昨日で堂場瞬一の鳴沢了シリーズを読み終えてしまい、気持ちが抜け殻のようになった。あまり好きなキャラクターではないので身近に実在したらいやだろうなと思いつつ、内容が面白いので全部読んだ。この先何を読めばいいのだろう。堂場作品は警視庁追跡捜査係シリーズ、アナザーフェイスシリーズも読み終えたし、それ以外のシリーズは何冊かつまみ食いのように読んだけれど、全部を読む気持ちにはなれなかった。
大沢在昌の狩人シリーズは佐江刑事のキャラが良くてこれも全部読み終えたときに放心した。警察小説でいうと私は今野敏が大好きなのだけれど実は数年前にかなりの冊数を読み終えている。同じジャンルの作品といえども全く受け付けない文章もあるので、それはとても不思議なことだと思う。好きかどうか読みたいかどうかは自分で読んで判断するより方法がない。
 
今回購入した中に不覚にも短編集が混じっており、どうしようかと考え中。私は気が短いくせに短編が苦手なのだ。前にも濃厚なミステリを読もうと楽しみにしていたら短編集で大変がっかりしたことがある。このときは読まなかった。
 
読みたかったドナルド・キーンの「思い出の作家たち」を手に入れた。安倍公房のところだけ読んだ。私は安倍公房のカオが好きなのだ。そうそうそういえば関係ないけれど、前にちらっと書いた高齢女優の熟年恋愛の話はご本人の体験らしくて、お相手の方も特定されていて、お顔を拝見することができるけれど、それについてどこかの読者レビューで、ある女性があんな男のどこが良くて、というような書き方をしていたのでこどもだなあと感じた。私は十二分に魅力を感じたので。
逆に言うと私の場合は、仮に現在自分が二十代三十代の若さだったとしても、今巷間をにぎわしているアスリートの人には何らの興味・関心を持たないだろうと思った。私の場合は、顔や体格以外のものに惹かれてしまう。いや、そっちじゃなくて。
  
読む本を切らしたときは「作りおきの野菜おかず」などを読む。これはこれで楽しい。
さて、明日は何をして遊ぼうか。