角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

ネコと動物。

 

朝、いつぞや買ったほうじ茶が残っていたのでラテにした。蜂蜜で少し甘くしようとしたのだけれど、全然甘さが足りずに砂糖を足した。市販のもののような甘さを得るためには随分砂糖を使うので「角砂糖何個分」というビジュアル情報が全く誇張ではないのだと納得した。


はてな匿名ダイアリーに「凡そ」とタイトルしたテキストがあって、コメント欄に読みにくい例と読み間違いの例が載っていた。すなわち「強ち」を「ごうち」「徒に」を「とに」「予め」を「よめ」などと書いていて、「恰も」の読みが「はまぐりも」だったのがツボにはまってしばらく笑ってしまった。
 

 

外出したくない日としたい日が週単位くらいで交互にやってくるようで、今週はあまり出歩きたくないので、日高敏隆著の「人間はどういう動物か」を読んでいた。
私はこの先生を全く存じ上げず今更ながら凄いと思いつつ読んだ。
ネコと動物はどこが違うかと聞く人はいないのに、「人間と動物はどこがちがうか」と聞くのは非常に変な話だと書かれている。


私は動物園が好きで、閉じられている動物には大変申し訳ないと思いつつも動物に会いたくてときどき出向くけれど、親子連れなんかがいると本当にかなりの確率で、こっちを向けだの、ガラス越しに「かかってこいよ」だのすっかり勘違いして挑発したり命令しようとしたりするシーンに出くわすのでうんざりする。

 


私は動物が好きだと言いながら平気で肉食をするし、植物が好きだと言いながら野菜果物を常食する人間なのでそういうのはどうなんだと言われても返答できないくらい肉も魚も好きなので、深く考えないでおきたい。

 

人間と心を通わせる自信が無いということを物心ついた時から自分の痛みとして抱えているので、だからこそネコが膝に飛び乗ってきたり、散歩中の犬が私を振りかえったり、カラスが後をついてきたり、というさまざまを本当に嬉しく幸福に思う。

本の話から反れてしまったけれど、私にも読める平易な語り口で書かれてあって、まとめようにも読んだままなので全部書き写すようなことになったら大変だ。
松岡正剛の千夜千冊0484夜に「ネコはどうしてわがままか」の書評があって、それも楽しい。
 


さて、この本の最終の一文が秀逸なので書き写しておく。
 

― アンチ・エイジングに狂奔している時間を、もうすこしものを考えるのに使ったら、もっと魅力的になるのではないか。 ―