角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

一月あずき。

 

引きこもりから、久々スーパーに。大納言(あずき)を購入して漉し餡づくり。お菓子ばかりでなくとも、日本料理は砂糖をとても良く使う。家計調査のデータで白砂糖の消費がどんどん減っていたのは(最近のは見てないからわかんない)、家庭での和食機会の減少を反映していたのかもしれない。砂糖が減って人口甘味料や蜂蜜消費が増えたという話もきかない。
 
スーパーまでは地下鉄一駅なので、雪のないうちは歩いていたけれど、今日は往復を地下鉄に頼る。というのも、寒さは、どうでもいい、というより暖かい格好をすればそんなに辛いことはないけれど、足元が滑るのが何よりも嫌いだ。足が竦むくらいこわい。視力が落ちているので足元がただ白いだけだったりするので、道路状況をきちんと把握できないこともこわさに拍車をかける。交差点が最もすべりそうでこわい。
もう何十年も転んだことはないにもかかわらず、「すべるかもしれないこわさ」だけで気持ちがやられてしまう。今日だって、別に滑ったわけではないので、単に大げさなだけです。
 
どこの都市に住みたいか考えてみた。ネットでも検索をした。老後・独り、とかで。そしたら北海道が第三位くらいだったので、がっかりだ。
 
私は、まるいものが好きだ。黄色が好きだ。だから、柑橘や柿が庭先で実っているというような光景は本当に衝撃的で、強く心を惹かれる。けれど裏日本は遠きにあって想うものだ。白っぽい土地から、山陰本線の旅を偲ぶのだ。トーキョーだってそうだ。モノレールで向かうときの微かなドブくさいような磯くさいような香りを懐かしむ。悪口じゃないけど。
 
「時にあらず」と遠のいていって、意識の中に雪が降り積むんだろう。