角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

残ったり残したりする。

 

押し入れにいくつか入っているポリプロピレンの収納ボックスの一つに読み終えた本を入れて、満杯になると売る。今回は少し溜めすぎてボール箱におさまりきらなかったせいもあるけれど、今すぐには処分したくない本が数冊残った。

岡田憲治という人の書いた「言葉が足りないとサルになる」が予想外といっては失礼だけれど、かなり良い内容だった。

言葉で語るとチープになるのではなくて言葉が足りないからチープなのだという写真の話もああそうかと思った。何分、私自身が言葉の足りない女なので、この本の良さをきちんとまとめられなくてサル一歩手前みたいなところにいる。
 
不思議なことに5月は一冊も読まなかった。何をしていたのかも覚えていない。
ちょっとありえない感じだけれど。それに6月ももう半ばというのに、映画もみていないのでもう上半期も下半期も見た映画のまとめのようなことは出来ないと思う。

見た映画のタイトルを眺めても内容を覚えているほうが少ない。何度も新鮮に見ることができるタイプだ。けれど、強烈ではなくても思い出す作品はあって、これも不思議といっていいかどうか分からないけれど、下半期のまとめのときに多分書いたと思うけれど「日の名残り」という作品は、よく覚えていて忘れない。これは一体何のせいだろう。原作の良さなのだろうか。俳優なのだろうか。過激だったり過剰だったりするイベントは起こらず、淡々と静かに時が過ぎていくだけの映画で、アクション好きの自分としてはここまで心に残るという訳が分からないでいる。
 
映画といえば「風と共に去りぬ」が例の米国のデモの影響で配信停止となったそうだ。
私はこの映画を見たことはないが、分厚い本を中学生の時に読んで感動した。今は5、6巻に分かれているけれど、自分が読んだ時はたしか上下巻だったので、相当に厚かった。「バカな女だ」とレッドバトラーがスカーレットに最後に放った言葉を覚えている。多感な時代に読めて良かったと思う。
 
 
さて、無事に給付金が振り込まれ、買いたかった本の半分くらいを買ったけれど、普段使いにはしたくないと思って買ったchromebookはまだ開梱していない。起動時に異音があったWindows7が最近は復調し全く問題なくサクサク動いているので、自分としてはそれを捨て去るようなことは決してできない。今までさんざんお世話になったというか、私がこのパソコンの周辺機器のようなものだから。