角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

雪のすりばち。

 

雪の総量は毎年決まっていると思うのだけれど、裏付けるごとく昨日から降り続く。

夜にカーテンの隙間から何度のぞいても振りしきっていたので、今朝は雪国の面目躍如な積もり具合だった。
在庫が何もないのでスーパーに行く。冬の我々はイウォークのようだ。小柄なおばさんやおばあさんがみっちり着込んで買物に出る。そういえば先日、外でしきりにチューバッカの声がするので慌てて探すと、高所に届く重機であった。
せっかく完結編が公開されたので見に行くつもりだったのだけれど、あまりの評判の悪さと人混みを避ける意図もあって中止した。
その代りレンタルで時系列に見直そうと思い、ファントムメナスを見た。

当時は夢中で見たはずだったのに、どうしても次を見ようという気持ちになれなかった。どうしてもだ。これもまた個人的「国境の南太陽のなんたら」案件なのだと思う。あの本は実は最後しか覚えていないのだけれど。その最後をこんなにひきずるなんて。
スターウォーズに関しては、もう少し経ったらまた気持ちも変わって懐かしさだけで見るのかもしれない。
  
さても雪は本日も降り続き、外を歩くとふいに、一面の白のせいでどこなのか何なのかどうなのか一瞬不明瞭になることがある。それも含めて雪の景色は美しくて、部屋にいても眺めて見飽きない。
 
雪の蟻地獄の中にいて、出て行けるのに出て行かないことを選ぶ人間もいる。あれは砂の女だったか。
 
こんなふうに思う存分降ったからといって仕事が休みになるようなこともなく、毎日は、お変わりありませんのままで変わっていく。