角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

もぶ。

 

なんとなく溜飲が下がることがあるので、ときどき小田嶋隆のツイートを覗く。
端折って引用すると 【この20年ほど、「頭がいい」という言葉の意味が「パニック対処能力」「当意即妙の受け答え」あたりに限定されてきている感じはする。逆に言えば「思慮深さ」「思考の射程の長さ」「多面的な思索を検討する能力」みたいな資質は、むしろ「アタマの悪さ」に分類されている。で、「とっさに繰り出してくるボキャブラリに破壊力がある論者」が珍重される】と書いていた。
 
私は特に思慮深くはないけれど、何かを言う時に、いろんなことを考えてしまって、口から出る言葉がむしろしどろもどろだったり、面白くもなんともない言葉だったりして、全く当意即妙性には欠けているため、現代ではなおさらに頭の悪い人間になっているのかもしれない。
他者を面白がらせるために生きているわけではないので、別に面白いことを言ったり書いたりする必要がないのは理解しているけれど、とっさに気の利いたことを言える人は確かに羨ましい。
 
小学校の頃はクラスの子たちが口げんかをしているのを眺めて、この子はひとつも勉強ができないのに、なぜ口げんかが強いのだろう、どうして次々悪態の言葉が出てくるのだろうというのが、謎で謎で仕方がなかった。
 
アニメの世界ではないけれど、世界の微かな歪みとか世間のわずかな違和感を、たとえばネットの夥しいコメント群や、小町での人のふるまい方などに感じてしまうたびに私は例によって素早く逃げ切ろうと考える。
 
 
今のいろいろが、ドラッカーの目を通したらどういうことになるだろうとふと思った。
そういえば「もしドラ」ってのがあった。アニメがプライムビデオにあればいいなと探したら、実写版だったので勘弁して欲しいと。
 
今日のおやつは、もちどらでなくて、どらもっちだった。