角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

スイカの皮は、皮だけを買ってもいいくらい美味です。

 

スイカは買うけど、苺は買わない。自分がこどものときの露地物苺は小粒で濃い味がして美味しかった記憶があるけれど、近年、苺はみてくれだけの果実になった気がする。高価な苺は味も良いのだろうけれど、拙宅の普段の果物には向かない。なんだかトマトと苺は赤く美しくなっただけで美味しさの実感がなくなってしまった。
 
適切な時期の果物をジャムにして一年を過ごすけれど、ここ数年のジャム作業でとりわけ美味しかったのは1月、2月あたりに作るリンゴと金柑のジャム。これが実に良い。もともと金柑は外皮を食べるものなので柔らかく、他の柑橘類のようにゆでこぼして苦みをとる必要もなく、冬季は繰り返し作っている。
 
3月にタンカンで作るママレードが美味しい。残念ながら今年は時期を失してしまった。
たいていの果実でジャム作りはできるけれど、特に、秋のおわりころ、小型で見てくれのたいそう良くないブランデーワイン梨が安く出回るので、これはきっちり追熟させて使うと非常に美味しいジャムになる。
7月あたりにグースベリーを見つけたら即買いする。野性味の強いジャムになる。大型スーパーでは手に入らない。

キウイは通年で入手できるし、手軽に作れて美味しいので、つなぎにキウイジャムというところか。
 
作ったジャムをどのように食するかというと、数年前に食パンからライ麦パンに切り換えたのだけれど、最近ではオートミールを朝の常食に替えたので、ジャムは専らヨーグルト用として消費する。面白がってさまざまなものを作った頃から少し落ち着いてきて、本当に美味しくて好きなものしか作らなくなった。
 
本当は加熱しない果物をふんだんに生食したいのだけれど。
先日、フルーツカレーを食べたいと急に思いたった。キウイとパインを入れた。どきどきしたけれど、美味しうございました。
 
後悔というわけではないけれど、何でも良く食べる味覚の似た人と食生活を楽しみたかったと思う。