角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

大寒でもプールは混んでいます。

 

楽しくプールで遊んでいたら「おねえさん、泳ぎがきれいだねえ」と話しかけられた。

それは間違っている。

腕の痛みが固定していて高く肘をあげることができないから、ちっともきれいなフォームにはなっていないはずだ。かつ私はおねえさんではない。そもそも一番の間違いは、私に話しかけることだろう。

そういうことがあるたびに、私の場合は、すごい勢いで会話を打ち切らなくてはいけないと考えるので、余裕をもった大人の女性のような、いい女ぶりの会話には絶対にならない。面白くも可笑しくもない返事で先方が白けてくれるほうがありがたい。
 
なにしろ話しかけないでください。
 
職場では、そんな私が珍しく半分くらいはうちとけて、時には冗談を言ったりしながら楽しくパート作業をこなしていたのだけれど、良き日々というのはやはりそんなに続くものではなかったのか、相手が会社の都合で別な店にかわってしまった。

ほんの数時間重なるだけだったけど、こんなふうなら二人体制も楽しいものだと思えた。たった二か月ほどの同僚ではあった。

その50代の男性はダブルワークであり、すすきので小さな店をやりつつのパートだった。店の食材にしても良いと思って、自家製の梅干しを差し上げた。のこのこ弁当の永井さんになった気がした。彼は私に自家製飲料をくれた。お互いに経費をかけない気、満々だった。
せっかくなので自宅で猪口に2杯のんだ。残りは煮物に使おうと思う。
自分の店に遊びにきてくれと言われたけれど、私は行かない。就寝時間が早いからとお断りしたのでもうお目にかかることはないだろう。
 
 
図書・情報館に通い「一日一菓」を今日読み終えた。もう一度ページを繰りたい本だった。館内にはいつも素敵なBGMが流れていて、とりわけ素敵な日におたずねしたところ、館内ではCDを流しているとのことで、楽曲はRy Cooderの「JAZZ」であった。
 
 
映画「ジョー・ブラックをよろしく」で アンソニー・ホプキンスの「去りがたい。それが生だ」( It's hard to let go, isn't it ? ~ Well that's life. )という言葉がしみじみと分かるようになった。