角度ノート

駄文も積もればログ資産。かもね

春の朧。

 

少し気温が上がるのを待ちつつ、かつ、曇天の日に決行する予定のベランダ周りの清掃を終了した。くもりの日だって人生には必要だ。カーテンも春夏用のに取り替えた。
 
こういう作業は人にお願いするのではなく、自分でやって、しかるのちに近郊の温泉にでも行った方が経済的であるし楽しみもあると気がついた。でもレンジフードの清掃は、しない。昨年末にプロの人にお願いして以来、自分で毎月しようと決めたにもかかわらず、どうしてもいやなので、しない。たくさん外す箇所があるし、自分でやって、いつぞやのように復元できなくなるのをとても恐れるからだ。年末にまたプロの人にお願いしようと思う。
 
さて、あちこちから借りていた本を返却したので昨日と今日は本がない。正しくいうと、読もうと買った本はあるのだけれど、ひとつも面白くないので読めずにいる。映画を見る時期と本を読む時期が交互に訪れ、ただ単に飽きているだけだと思うけど、でもやっぱり本を読む日の方が多い。最近読んだ中で、特に面白かった本を挙げておくと、「わが心はICにあらず」です。
 
そういえば私は新刊をめったに読まない。古い本ばかり探して読んでいる。映画の感想を半期ごとにまとめているように、本についても何か書けばいいのかもしれないけど、映画と比べて本の方がカテゴリー間のおもむきの隔たりが大きいので、私にはとても難しい。
 
年をとったらジーンズは履かないと決めて、昨年は一度も履かなかったジーンズをまた履いてみた。なんだか文章がしつこい。昔はジーパンと言い、今はデニムと言うのかもしれない。それならあのジーパン刑事は今ならデニム刑事とよばれるのだろうか。まあどうでもかまやしないけど、とにかくジーンズは、というより身体のサイズは変わりなく。
 
さきほど友人の便利屋さんから電話がきた。1週間ばかり前に、ある浦島系の人物から便利屋さんに宛てた私信をテキスト化するという特殊なもので、それが、今まで見た癖字の中でも上位に堂々ランクインするくらい難易度が高かった。

ノンバーバルなコミュニケーションの方が相手に伝わる情報が多面的でその量も多いそうだけれど、私は人の文字を読めても、人の顔色が読めない。極端に言うと、怒っているか、悲しんでいるか、なんなのか私は分からない。
一体私は何をどうして生きてきたんだろう。ジーパンがデニムに変遷する長い時間を。
 
まあそれはいいんだけど、いや、あまり良くないけど、便利屋さんが、毎日パートの他に何をしてると聞くので、一般高齢者の皆さんと同じように散歩をしたり図書館に行ったり、プールに行ったり、と返答した。
 
あ、それから動物園だって行く。
新しいパート先にweb応募したことは内緒だ。時間がたっぷりあったら毎日運動して、勉強もしようと考えていたけれど、自分が暇時間をそのまま楽しんでしまって、なにひとつしない人間だということに気がついた。それに消費税が上がると聞いたので、その分くらいは働こうかなと。人は戦略を持たなきゃ、と思う。はははは。